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ヒプノという瞑想

先日お電話で直球なご質問をいただきました。「ヒプノセラピーは素晴らしいものだと言われているのにどうしてもっと普及しないのですか?」

その通りですね。この10年、この療法とお付き合いしてきて、それは何度となく考えました。ですがまず、この10年の普及率は凄まじい、というのも本当だと思います。最初は日本でも行っている人が数えるほどしかいなかったはずです。私が始めたころには全国から受けたいという方が見えていましたが、私の所属していたところと有名なところはもう一つ、あとは怪しい感じのところ(お客様談)という感じでした。でも今はセラピストも増え、とても研究されていて進化もしている領域だと思います。

私に言わせればこのセラピーはテクニックやビジネスという風に捉えることを許さない領域です。それが爆発的に広まらない理由のひとつ。どこそこで認定を取った、などとよく言われていますが、認定を取ったからできるというものでもありません。そして個人で始める人が多いと思いますが、個人で進めるには難しすぎるものでもあります。私は幸運にも最初に所属してた機関でいつもセラピストが3~4人リアルタイムで情報交換をしたり休憩の時に相談し合ったり、またお互いに練習台になったりという研究ができました。研究所のような感じです。自分のクライアントさん以外のケースについても知ることができ、探求の材料となりました。そして個人ではなかなか体験できないほどの多数のケースを担当することもできました。しかし経営という面から見たら効率がいいとは言えません。場所や宣伝、維持費がかかり、セラピストの賃金はとても低くなります。ハードな仕事ですので多くのセラピストは自己メンテナンスに追われて身が持たなくなります。ですからちからがついたセラピストは独立します。経営者はいつも新人セラピストを育てなくてはならないし、安定した内容を提供することが難しくさらに進化もできません。必然、型にはまったセッションにせざるをえません。心理セラピーは受け手と施術者の意識の領域でのセッションとなるためセラピストの意識の状態が内容に圧倒的に影響していきます。つまり癒されていない、浄化されていないセラピストは形式では行うことができてもその影響が自分に返ってきて非常に苦しくなったり重たくなったり、また疑問が恐れとなって不安定になったりと、何かと前進が難しいのです。消化しきれないほどの想念を扱うことになってしまうのです。

そして、このセラピーの素晴らしさは受けた人にしか実感できない、ということも大きな要因です。概要や仕組みを知ることは容易くなってきていますが、実際の感触や変化についての予測はつかないでしょう。概ねの予測を裏切り、思考がする物理的な予測を超えます。当然ながら、それが思考を超えた潜在意識の領域のことだからです。

多くの方が体験のあとで「みんな受けたほうがいいのに」「家族に受けさせたい」「どうしてこれなしにみんな生きられるのでしょう」などの感想を持たれます。もちろん私もそう思っています。ですが、これは人間という存在の根幹とも関わる魂の問題でもあり、受けるという決意とコミットメントなしに足を踏み入れるのが難しいものでもあります。ある意味、本当に変わることを人間は恐れるのです。このままでいて、一部の状況だけ、あるいは周囲の人だけに、変わって欲しいと願うのがエゴ(個我)の欲求です。その個我を本当に窮屈と感じより大きな次元へ自分を拡大したいという根源的な欲求なしには踏み入れることはないのかもしれません。もちろん多くの方はそんなことを最初からすべて理解してみえるわけではありませんが。

魂から解放の声がかかり、それを聞き入れる準備があり、私のエネルギー的形成と波長があって惹きつけられて来てくださる方とセッション行うという今の形はひとつの理想です。私が自由になり私の領域が広がれば自然私の守備範囲も広がり、よりフィットしたセッションをご提供できるようになっていくと思っています。

もちろん、自己を解放し、より広がったセラピストが増えてくればそれだけ世界の浄化も加速するかもしれません。そのために私ができることがあるとすればその準備はしておくつもりです。

興味のある方はご参考になさってみてください。


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