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ワルキューレ・神と人間と地底人と半神の世界

メトロポリタン・オペラの『ワルキューレ』を観ました。 とにかく今の私にとってあらゆる面で驚きだった。(まずチケットの高さ!) でも、観終えた感想としては「これは一生のうちに出会えてよかった」です。 演劇を学んだものとしても、宇宙の探求者としても、大満足の作品です。 大満足というか、とにかく驚きの連続だったな。ほんと、まいりました。 まず物語の軸が創造神ヴォータンの葛藤(!)なのです。 神々の終末の危機を救えるのは、神の力に頼らずに自力で道を開いてきた勇者だが その勇者は神の秩序を乱すものだという(なんということだ)神のジレンマから その神の娘である勇敢な女神は父の意思を汲んで父の命にそむく。 その娘に父は報復するがそこに深遠な愛と運命が浮かび上がってくるというような物語。 しかし、葛藤のおおもとを作り出しているのもこの父なる神です。 欲望にかまけてあちこちの女神やら人間の女やらに子供を産ませ 妻にとがめられて今度は応援していた勇者(息子)をあっけなく見捨てたり それを助けた娘(ワルキューレ)に酷い罰を与えたり、やり放題です。 いったいどんな言い分なのかと思ったらちゃんとした言い分があるところがすごいです。 その辺の返答に私はまいってしまいました。 純粋な思いで父のために命にそむいた娘に対し 「お前はいいことをしてさぞいい気分で愛を満喫しただろう。 苦渋の選択を強いられて苦い思いをした私のことなどわからずに。それが罪だ」 というようなことを言います。 ここに出てくる神とはとことん人間的で、心の中の問題を最も重要視しています。 女神の方も人間の情熱にほだされてあっけなく秩序にそむいて勇者を応援してしまします。 恥辱といった言葉がよく出てきます。 こころを汚され誇りを踏みにじられることを最も恐ろしいことだと考えています。 私は見ているうちに、神とは本当にこういう存在なんだろうなと思えてきます。 ではここに登場する神と人間の差はなんでしょう?と私は思いました。 それは、神は運命やこころの作用を知っていてそれを意図して創造する。 人間はそれを知らず、運命の中でその役割に翻弄されながら生きている。 私たちは今、この時代になって『神である自分』を取り戻そうとしています。 それは万能になることではない。 苦しまなくなるのでもない。 仕組みを知って、完全なる創造者になること。 そして創造したものごとに対して完全に責任を取ること。 ワーグナーは1813~1883年に生きた人ですが、この時代にも真実の種は蒔かれ 伝えられてきたのだと感じました。 私が演劇の中に見てきた神々もまた、その存在を現してくれました。 11位になっちゃいました~応援お願いします^^ 人気Blogランキングに参加しています。一日1クリックで応援よろしくお願いします(^^)/~ ここをクリックね~! 追伸:理由がわかった!!クリック!


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