あるプロダクションで演技のレッスンを教えていましたが 5月いっぱいで一区切り。 で、内容は究極の所までいってしまいました。 私の中では演技、ということをやっていくと 宇宙やエネルギーということにどうしても繋がってしまうので そういう話しはどうかなと思っていたのですが 生徒のアイドルたちは本当に本当にすばらしく どこまでも目とこころを見開いてついてきてくれました。 ついてきてくれたというより 授業をひっぱりだしてくれた、というほうが正確だな。 私は彼女たちのエネルギーについていって 必要なことを引き出して話しただけ。 その内容といったらハリーポッターもびっくりの魔法の教室のようでした。 彼女たちのセンサーはとても敏感で素直。 意識に変容が起こると涙があふれます。 毎回授業では必ず誰かが涙をあふれさせるのが常。 最終回の前の回でも一人が、レッスンの最後のほうで突然泣き出しました。 その日は、手放すということについて話していました。 彼女はとてもいい子で、 どこへ行っても面倒見がよく、よく気がつき、人がいい。 それなのに、なぜか大事なところで傷つけられたり 背負いすぎて苦しくなってしまったり。 だけど、今までやってきた役割を手放すなんて できっこない。 どうしたらいいんだろう・・・ それはまるで これまで愛してきたものを捨て去るような痛みだったに違いない。 だけどね、Aちゃん、あなたの愛はそれではないんだよ。 あなたの価値はそれではない。 何かのために何かをしてあげることがあなたの優しさではない。 それはあなたがこれまで生きる過程で 着こんでいった服なの。 そしてそれはもう窮屈で あなたが大きく育つには もう邪魔になっているんだよ。 心配しないで、全部脱いでごらん。 本当のあなたが出てくるよ。 もしどうしても何が出てくるかこわかったら あなたが素敵だと思う別の服を着てもいいんだよ。 例えば、妖精とか、天使とか、女神とか。 もう少し自由で、身軽な服に着替えてごらん。 でもそれは、もういらなくなったらいつでも脱げるよ。 子供の頃、知らず知らずに着てしまった服の困ったところはね、 着ていることも忘れてしまって それが自分そのものだと勘違いしてしまうことなんだよ。 でも、自分でしっかり意識して着れば ちゃんと脱げるでしょう? それとも、今のままでもっと決定的な時が来るまで続けてみる? もっと、痛みを感じたいのならそういう方法もあるよ。 その壁と戦いたいのならそれでもいいんだよ。 魂はきっと、痛みを伴う方法で、不要なものを手放させようとするでしょう。 それはそれで尊い体験。 Aちゃんは、それはもういやです。 やってみます、と言った。 そして翌週。 先生!私、先生に菓子折りもって挨拶に行かなくちゃ! 本当に、すごいんです。 やってみたら、本当に、なにもかも変わったんです。 世界が、全然違ってみえる。 見え方が変わったんです! すると、クラスの全員が 本当に自分のことのように喜んだ。 これは、私にとって、私の人生にとっての 何よりのギフト。 今、ここで起こったことが 私の夢そのもであり、 私が望んできた世界。 私は、そういう体験をしたくて地球に来ました。 今ははっきりとそのことがわかります。