昨日は旧暦の2月1日、そして新月、スーパームーン、皆既日食があって、 更に2012年から続いていた天王星と冥王星のスクエアがまもなく終わろうとしていて、 今日は春分の日。
そんな今に思うのは、 人はこんなにも変わりたくないのに、それでも変わりたいと願うのだということ。
子供の頃よく、「私は今日から新しくなった!」と自分に宣言することがありました。 実際に古い自分がもう自分に合わなくなって窮屈に感じて、 もういい、今日から新しくやろう、と決意して学校に行くのです。 そしてそのアイディアはうまくいきます。
周囲の多くの友達は私の中身が違う私になったことには気づきません。 けれど感触としての私の変化は受け入れてくれます。 無意識的に認識を新たにしてくれます。 子どもは柔軟ですから、新しく現れた私の側面にも自然に対応してくれます。
人が成長するにあたって、私たちは多くのことを許せるようになります。 子どもの時に漠然と描いた理想の自分でないことや、 したくなかったような体験をしてしまった自分など。 そしてそれにつれて、他者への寛容さも学びます。 しかし一方で自分をじっくりと感じることや親密であることは だんだんと避けるようにもなります。 冷めた恋愛のような感じです。
実はこの冷めた自分への関心は、 いつしか少しずつ身の回りに見えない壁を築いていきます。 私たちはあまり変化しなくなります。 子どもの時のような、新しいことに出会って当たり前の毎日と それに対する新鮮な感覚はいつか薄れ、 取り巻く環境や周囲の人との関係も刷新される機会は少なくなります。 人間関係を気詰まりに感じ、取るべき対策も手詰まりになってきます。
日本という恵まれた環境にある私たちは、 新しい何かを手に入れれば変化できるかもしれない、と考えます。 スキルや技術や知識や美貌やファッションやスタイル、ライフスタイルもそこに含まれます。 部屋をきれいにしたら、家事のシステムを確立したら・・・。 そしてそれくらいのことに着手するある程度のゆとりを多くの人は持っているのでしょう。
星の配列のちからを借りて、 宇宙的な引力や化学変化とともに私たちが前進しようと考えるのは、 人間の古来からの知恵です。
私たちはどうなりたいのでしょう。 好きな自分でいる? 好きではないものも愛せる自分を好きになる?
自己の尊さ、存在、愛。 人を幸せにし、愛と本当の安心を与えるのものは 私の、内側からだけやってくる、 ということを実感する。 その無限の可能性を体験し続ける。 計り知れないものを知る。
今日、多くの人にこの光が降りていることを見ることができますよう。 見えない壁が不要であるということに気づき、 そう宣言することができますように。