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平和をつくる(パワーゲームを手放す)こと

日本の首相がまたまた変わるんですね。 【送料無料選択可!】本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること (単行本・ムック) / 須田慎太郎/写真 矢部宏治/文 を読んだらすごく明快にわかったのですが 日本の首相には大事なところであまり力がありません。 責任を取ってみんなやめてしまいますが あまり力がないのであまり責任を取れないようです。 書いてあることが全部正しいわけではないのでしょうが そういう風に見方を変えると 今世の中で起こっている原発の問題が どうして「全体のため」になるように建設的に動いていかないかよくわかります。 私は脱原発を望んでいますが それも本当に正しいのかどうかは 歴史と言えるほどの時間を経ないとわからないかもしれません。 ですから、原発を推進している人の意見も なるべく心を開いて聞いておきたいと思っています。 人間は自分が正しいと思っていると 正しくないと思っている意見を軽く聞き逃してしまうことが往々にして起こり得ます。 ですから、何が何でも原発を全部止めさえすればいいんだ!それが目的だ!とは 思っていません。 起こっているすべてのことは 私たちの内側にあった想念の投影であり それが結果です。 現在あるがままにこうなっている現象の因は 私(たち)の中のどういった思いだったのだろう、という内省こそが 人を進歩させます。 投影は幻想ですから 幻想に向かって怒ったり抵抗してみても何も進歩はありません。 膠着させるだけです。 ある人はこの原発の事件を 苦渋の中にあっても「進化するチャンス」と受け取ってすべきことに取り組んでいます。 またある人は、結果(原発を全廃する)を出すためには 推進派や体制に対抗するような大衆へのコントロールが必要と考えているかもしれません。 でも本当は、今起こっていることが結果です。 この結果が気に入らないのなら 私たちは因(内面の世界)へ戻っていってそれを変えなければなりません。 この出来事がより高い意識への到達の結果としての「手放し」となるために 最もスムーズで、より高い叡智の理にかなった道のりのシナリオは いったいどんなものなのだろう、と、考えています。 確かに全体の価値観を塗り替え、これまでの体制を転換するには 途方もなく大きなエネルギーを要するだろうという印象を受けます。 きれいごとではものごとは変えられないとか 「多少手荒なやり方」だとか 「多くの日和見的な一票を取り込むための手立て」 のようなことを人間が経験による智恵として考えるのは想定できることです。 ではスピリチュアルな智恵によってそれを解決するなら 実際にどのように物事を捉え、発言し、行動するのでしょうか。 私は多くの人がスピリットに目覚め 真の自己を探求する道を歩き始めるなら 恐らく原発をどうしても持っていたいという欲求は消滅するのではと思っています。 もし人々が欠乏という恐れ、サバイバルの恐怖、所有欲への執着を手放すことの 「幸福」を知ったなら きっともう少し無理のない、負担の少ない、そして夢と希望のある 今に代わる方法を見つけることは 人類にとってさほど難しくないような気がしています。 現状はそのような状態にはほど遠く こんな悠長な話はばかばかしく聞こえるかもしれません。 でも、果たして本当にそうなんだろうか、と私は思います。 もしも今、原発を脱することを最大の目的として そのためになら体制に対抗するような新たなコントロール支配 (恐怖によるコントロールや盲信すること、そう仕向けること)で勝利したところで それは政権が右から左へ振り子のように揺れ 振り切れた振り子はまた逆へと振れるという これまでの古いパワーゲームの応酬と同じことなのではないでしょうか。 もちろん100%無意味ではないかもしれません。 その振り子があと10回、100回、100万回触れたころに 多くの人が「もうたくさん」だと心底気づくかもしれない。 でもそれは長い魂の転生の繰り返しの中で 暗闇の中を人間が人間のエゴイズムの投影の世界でこれまで繰り返してきた 解消できないカルマから再び作るカルマの世界に没入し もがいてきた歴史となんら変わりがないものに見えるのです。 私はこの苦難というチャンスに 一人一人が人間の真の幸福について もう一歩深く自己の内面へと踏み込み 自己の愛を育てることへと取り組むことが 最大の近道のように思えてなりません。 放射能の危険性や反原発をこれ以上大きな声で唱えたところで 内なる準備の整った人の耳には届き 恐れや痛みの中にある人の多くは耳を閉ざすことでしょう。 むしろ静けさと平安の中から、愛とともに真実をささやきたいものです。   いかなるときも もしも自己を裏切れば欺瞞のカルマを作ります。 それは問い直され、癒され浄化され手放されるまではそこに存在しています。 情報は耳や心を開いた人のところへ届けられますが 恐れと痛みはそれらを閉ざします。 恐れと痛みに必要なのは、真実と愛と癒しです。 たとえ遠回りに見えても自己に対して真実であり、愛をもって癒しに臨む姿勢こそが 光よりも早く世界に伝わり根本から世界を変えると やはり私にはそう思えてしかたありません。


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