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真実は人を傷つけるか

子供のころよく母から「真実のみが人を傷つける」と言われました。その意味は「思い当たることを言い当てられるから人はショックを受ける」です。自分の中にあるものを外界に見つけると人は反応します。これは「内面の世界が外界を映し出している」というこの世界の法則を指しています。

意識の探求をしていて今私が思うのは「真実は人に優しい」です。傷つくというのはショックのことであってそのショックは変容を後押しする気づきから来る一瞬の亀裂です。これまでの幻想を斬り、崩れ去るときに起こる「間」のようなものです。

真実は私たちを幻想の恐れから自由にしてくれるものに他なりません。「ザ・ワーク」(バイロン ケイティの著書)ではそのことに言及されています。私たちが恐れているのは、起こっていることではなく、起こっていることに対する自分の考え(思考)です。今スピリチュアルの法則を学んでいる人の多くが「自分の意識が世界を創造している」という真実に対して誤解をしているようです。私たちは感じることをやめることで世界を平安にできるのではありません。起こっていることのすべては「正しい」結果だ、というところから始めましょう。多くの人は「自分の間違った思考(感情)によって今の間違った結果を招いてしまった、と考えます。それは恐れに満ちた世界観です。

今のすべてが「意識が創造した結果」です。もしその結果を変化させたいのであれば、それを創っている意識の世界に入っていって「あるがまま」を観ることから始めます。すでにあるものですから、慌ててふたをしたり感じ方だけを変えようとしてもただ恐れを増長するだけです。あるがままをしっかり観る(感覚や感情を感じきる)ことで私たちはそこに余分にくっつけていた恐れや思い込みを振り落とすことができます。恐れや思い込みが落ちていくと残るのはただの事実だけです。それは、あるべくしてあり起こるべくして実った事実です。それを受け入れると私たちはより広い、高い次元の視野から世界を眺めることができ、その世界観から新たな現実を創りだします。

それがより愛に満ちた状態のことであり、その状態から創る世界はより愛に満ちています。私たちはそのように変容していきたいのです。

ですからいつも言うようですが、閉じないでください。自分の持てるすべてに対して目と心を開いて、感じきります。感じ残しこそが負のカルマです。もしなにかしなくてならない気がしている人は「感じきって」ください。遠くへ行かずに、自分の足元から、そしてハートから。真実の入り口はそこにしかありません。


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