自由とは何か、なんていう作文をよく書かされたものです。 中学生のころとか。 自由は私の人生を通して大きなテーマです。 ここ最近よく思うのは、自由とは思い込みからの解放だということです。 私たちを自由でなくしているものは、私たちの心の奥に潜む思い込み以外の何者でもない。 「癒し」という言葉はすっかり市民権を得た昨今だけど 癒しとは何だというと、思い込みからの解放なのだと思う。 動物に癒されるとか、自然に癒されるというのも 結局のところ、彼らは私たちをジャッジしないで与えてくれるから。 裏返せば私たちは、常にジャッジしている。世界を・・つまり自分自身を。 気がつけば私たちは常に人と比べることで自分の価値を見つけるように教育されてきた。 大人になって何かが違っていると気づき 「人と比べないライフスタイル」を取ってつけたってなにも変わらない。 人と比べないということは あらゆる命を尊ぶということだ。 癒しも、自由に生きるということも あらゆる命を尊び、万物の繋がりのなかに生きることへの 感謝と歓びの道へつづく。 人と比べることをやめるということは 比べたくなることを我慢して周りを見ないように閉ざすことではなく より心と意識を拡大して あらゆるものとの繋がりを観ることから始まる。 まずはいかに自分が無意識のうちにあらゆるものに上下をつけて そこにエゴの救いや軽蔑や嫌悪を感じてるかを目の当たりにするだろう。 そんな自分を許し受け入れることで 他者への真の慈愛も培われる。 気の遠くなるような作業に思えるけれど 自由も癒しも愛も瞬時に起こるものだ。 それを地上にかたちとして現すには根気もいる。 神は人間にそういうことをやらせてみたいんじゃないかな。