たくさんのみなさんに応援いただいたり気にかけていただいた沖縄初ライブは
大盛況のうちに幕を降ろしました。
天妃は沖縄ジャズスポットの中でも有名でとてもいいお店です。
ライブ2日くらい前から緊張しまして、
もう行きたくないな~と思うほどでしたが(エゴです、これが!)
目くじらを立てずにこんな小心な私を赦してあげました。
バンマスのピアノ・新垣隆成さんは、例によってリハも打ち合わせもなし。
私は糸満・潮平からはるばるバスとゆいレールで2時間近く前から出かけ
一番乗りで店に到着。
や~この緊張とやーな気分たら、もう。
この気分を明確にするならば、
これから起こると妄想しているネガティブな仮想現実を恐れまくっているわけで。
その恐怖から何とか逃げようとか、或いは何とか理由をくっつけて戦おうとかしている自分は
どっちもエゴのじたばたです。
しばらくすると、ベースの西川勲さんが登場。
ネットで拝見するに、沖縄ジャズ界の重鎮、とかあって
どの写真もベースと同じくらい重厚な雰囲気。
だけど実際はもう、チャーミングそのもの、少年そのものな西川さんでした。
それからヴァイオリンの山里郁子ちゃんは
やはり沖縄音楽界では誰もが知ってる(みなさんそうだけど)奏者で人気者です。
普段は天妃で毎週土曜日にレギュラーで、その他めぼしいスポットに郁ちゃんありです。
スタートぎりぎりになって登場したドラムの砂川あきひろくんは
天妃月曜のレギュラーで、やはりその他のスポットのどこかに出てます。
多分お若いんだと思うんだけど、音もビジュアルも
シャープでスマートでかっこよかったです。
砂川くんは、お客さんからいただいたお香を袋から選ぶ時
すごく躊躇なくぱっと取ったから私は「お香好きなんだな~」って思ったのですが
数秒後に「わー!で~じ食いもんだと思っとった!なんの迷いもなく!」
って叫んでて笑えました。
で~じってすげえ、みたいな意味だそうだけど
東京で言う「ちょーまじ!」みたいな感じで使うんだな~と
生で~じが聞けて嬉しかったです。
ライブは21時から25時半までに4ステージとのことだったので
毎時間30分やってあいだに1時間休憩があったりするのかと思っていましたが
とんでもなくて、
まず9時スタートで50分のステージ。
それから20分くらい休んだら次は1時間のステージでした。
3ステージもそのぐらいやって、最終は時間が足りないくらいだった。
私は3曲づつ4回で12曲だったので普段とかわらなかったんですけど
でもみんなが演奏している時は私もスイッチが入っているので
なんだかものすごい勢いで燃焼してしまい、
1ステージごとにはぁはぁしちゃうくらいでした。
で、楽屋(厨房)で休憩中もバンマス新垣さんはお客さんとお話ししたりしてて
他のメンバーだけで休憩してる時に、べース西川さんが
「バンマスは最終ステージで死ぬ気なの?どんどん燃えてくるんだけど。
やればやるほど燃えてくるから恐いんだけど^^
毎週燃えるの?何時くらいから燃えるの?」とかおっしゃってるのが
ものすごくおかしかったです。
確かにその通りで、私はピアノの横でレッスンでもしてもらってるような場所で歌うのですが
あの長時間の演奏で、弾けば弾くほど噴水のようにエネルギーが湧き上がって来て
後ろから見ていると本当に噴水みたいに見えて
どんどんのっていって
私も最初は緊張していましたが、
途中からはもう、我を忘れてただ鳴っていたように思います。
ただ鳴っているときは、自分が歌がうまいとかへたとか
うまくいってるかどうかとかそういうことがもうど~うでもよくて
気持ちよく走ってるだけとか、ただ笑ってるだけ、みたいな気分になります。
そういう時は、多分私が伝えたいことなんて、理屈じゃなくて全部伝わってるから
何も心配はいらないんです。
そこまでいけると、誰の評価も感想も何も気にならなくて
だって、私は今現在これしかできないんですし
これがさせてもらえることに感謝しか浮かばないって状態になって
はぁ!という呼気しか出てこないんです。
バンドはものすごくレベル高かったです。
演奏の途中で新垣さんがおもむろにベースまで歩いていって打ち合わせ始まったり
あとはもう新垣さんが眉をちょっと動かすだけでものすごい勢いで決まるし
決まり方もスマートでクールだし、神業のようで、たまらなかったですね。
NYとかでもなかなか見られない呼吸と気合でした。
こんな感じで、後2日はまだ興奮の余韻を楽しませていただきました。
全く何度も思うことだけど、あんな楽しいプレイの仲間に入れてもらえて
一緒に遊んでもらえるってことがすんごく嬉しいんですよね。
私なんてほんと、なんにもできないんだけど。すごく不思議です。
写真は妹・砂絵作 最近はこんな感じだそうです。
