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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

すべての道はそこへ続く

これまでのセラピストとしての経験から

心身の不調の要因として

「起こっていることを受け入れない」ということはとても大きいと考えています。

頭や気配で知っているけれど

心でそれを感じようとしてみると抵抗があったり痛み、苦しみを感じるというとき

心ではそのことを受け入れられていません。

そのことに気づけないと意識下で葛藤が起こります。

無意識にそのことを避けようとしたり封印したりしていると

そこで本来感じられるべき痛みや苦しみは薄められ

もやもやとして潜在意識下に残ります。

表面意識では忘れようとしているので

実際表面では起こったことや感じたことは忘れられていき

もやもやの感覚だけがずっとそこに残る感じです。

そういったことが少しずつでも重なっていくと

いつも心と体が重たいな、だるいな、スッキリしないな、おかしいな、病気かな、

という風に認識されるようになります。

また、それでも我慢したり無理して日常を続けていくと

ますます心身は重たく硬くなります。

動きがなめらかでなくなり、反応も鈍く、またかたよるために

特定の感情はふさがれてしまいます。

例えば軽やかな感覚やしみじみとした喜び、感謝などは感じにくくなります。

これらの感覚は細やかなバイブレーションを持つので

硬直した状態では感じにくいのです。 

また、痛み、苦しみを封印していますので

それを引き出す要因となった不快な感覚は抑圧されたまま

実際は無意識でありながら、それと同類の感覚はずっと身にまとったままになります。

例えば痛みを恐れて怒りを抑圧してしまったとすれば

怒りをなるべく解放されない方向へ自己を向けるようになり

それだけ抑圧されたまま怒りを内包しているので

実際は怒りを引き寄せやすく、怒るべき場面、機会に遭遇しやすくなります。

それは気づいて解放するチャンスなのですが

抑圧が続いているのでますますぎゅっと抑えつけてしまいがちです。

そうすると本人はどんどん重荷を大きくしてさらに苦しむという構図になります。

こうしたスパイラルには、心身の構造上、誰もがはまる可能性を持ちます。

うつ、という病気が今非常に多いのですが

元々はこういった心身の正常な防御反応から来ているのではと考えられます。

アレルギー反応が外敵からからだを守るための過剰反応だということと似ています。

仕組みを解体していくのは手間のようですが

本当は近道であり、その作業自体が学びであり人生において実り多いものだと

私は感じています。

人間が本来身をおくのにふさわしい環境というのは

愛という軸、愛という価値観、観点から

様々なことが体系付けられているということだと思います。

それが大きく欠けている、見落とされている環境では

人の心身は機能不全となるのは当たり前のことです。

人はパンのみにて生きるにあらず、ということが社会に反映されない限り

心や感情というものは厄介な異物のように扱われることでしょう。

生産性を上げるということが最上の目的であれば

心に幅を持った人間などという存在は無駄だらけな生き物です。

機械のほうが優秀です。

実際に機械みたいに動ける人が点数を上げ、賞賛を浴びてきたのが世の中ですが

そうである限り、権力による支配や、差別などの根源にある意識は

浄化されることはないでしょう。

基準が違う、ということは今回原発の問題を見ているとまざまざと感じます。

「推進」と「脱」では同じ土俵で比較しきれない部分があります。

私たちはより崇高な基準というものに目を向けない限り

真の前進を選ぶことができません。

実際はコスト面やリスクなどの実際的な規準で比較しても「脱」が優位なのですが

そこは情報操作でうまいことコントロールされてきていますので

見たくない人に真実を伝えることはとても難しくなっています。

ともあれ、浮上してきた一つの問題は

つまるところ内面に繋がっていて

私たちはそこに向き合うことによってのみ

真実に近づくことができ

真実を受け入れたときにのみ

前進することができる。

その前進とは、愛への一歩であり、幸せへの一歩だ、と

やはりそこへしか繋がっていないと痛切に感じています。


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