過去世をたくさん見せていただいた中で 魂が満たされた人生はあまり種類が多くない。 というか、2種類しかない。 (あくまで私の体験ですが) 一つは家族愛に恵まれ、育めたケース。 もう一つは、神や大いなるものに遣える人生。 後者はイメージ的に誤解されそうだけど つまりは、ある種の悟りの状態で、地味な日常を生きる状態。 神官のような「職」としてとか 政治、権力と絡むような「宗教」ではなく ネイティブ・アメリカンのように ひそやかに祈りを捧げ 感謝しながら 大地が与える恵みを充分足りているとして 3次元の営みを霊的に変容させる生き方。 どなたの過去世だったかは定かでないのだけど その祈りの姿が忘れられない。 家族も作らず、周囲とも交わらず 大地の声に耳を澄ませ生きる人生。 けれどそれ以上に満たされた魂の姿を私はまだ見たことがない。 人は誰も、何かを成し遂げたいと願い 成し遂げた満足でなんとか飢えを満たそうとする。 けれど魂の求める充足とは 人知のはかりしれないところにあり それは文字通り 遠くへ探しに出かけるものではなく 道すがらにそっと佇んでいるもの。 霊的に満たされる、とは 地獄にいても天国にいても 満たされている。 そういう人に私はなりたい。