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「すべての人生には意味がある」の本当の意味

よく、すべての人生には意味がありすべての人には生まれてきた目的と使命があるなどと言われる。そんなこと考えたこともなかったという人から、そうだと言われているからそれが気になるという人、あると思うからみつけたいと思っている人、いろんな人に出会う。

 

私は、それをみつけたかった人だ。

そして、その意味をみつけたと思う。

 

みつけたかった頃の自分には数々の思い違いがあった。まず、目的や使命を、かたちだと思っていた。そしてそれは、誰かに認めてもらえることだと思っていた。

 

偉業をなした人を知るには歴史になにかしらの痕跡を残している。それは私たちがそれでしか知る由もないからだ。

 

もしなにかを内側にみつけたとしても、それが誰にもわかってもらえないならそれはむしろ虚しいだけ、というような唯物的な感覚が私には多分にあった。

 

私のように極端でないにしても、多くの人は人目を気にして人目に照らして自分を測って生きている。それがこの世に肉体をもって生まれた人間の本性だ。人間は社会的な生き物であり、それがこの地球のどんなに凶暴な生き物をも凌駕して生き残り統治している主たる理由だ。

 

そのなんとはなしの価値基準の偏差値から少しでもはみ出そうものならそれは叩かれる。良すぎても悪すぎても。或いは強すぎても弱すぎても。

 

そうやって人類は全体を保ってきたのだと思う。

 

人間はその歴史上で、肉体的にはほどんと進化していないらしい。その知恵だけがおそらく人類を支えている。そしてその進化をリードしてきたのはその、少数のはみ出した人たちなのだと思う。

 

変わるということだけが、進化をもたらす。当たり前のことだけれど。

 

はみ出した人はことごとく厳しい人生を送るだろう。生きることそのものが居心地悪く苦痛であったり苦行であるはずだ。もちろん私たちは生きるだけで多くを与えられているのだけれど。

 

はみ出した人は、すでにあるもの以外のなにかを求めるのだろう。

すでにある世界に安住できて、そのサバイバル能力を発揮し謳歌する人が、その延長上以外の何を求めるだろうか。

だから、世界を変える人はいつも異端者なのだ。

社会的成功者に見える人というのはいつも集合的な恩恵を受け取っている人であって、それもカルマの一部に過ぎないのだなと改めて思う。大事なのはその立場や恩恵をどのように使うかだけだ。

 

過去に思い違いをしていた私にはこの辺のことがよくわかっていなかった。

 

成功というのは自分の中の理想を自分のものにしていくことだ。行動の理想、在り方の理想、魂の理想、内なる神の理想を。

誰かに認めてもらうことでも、かたちある地位や立場や物を得ることでもなかった。

 

時々、自分のインナーチャイルドに尋ねてみる。

「ねえ、今の私をどう思う?」

そうすると彼女はクールに言う。

「いいんじゃない?わりとなりたい私になってるわよ」


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