AZU WORLD

トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

導かれる日々

こんにちは。沖縄・心のセラピストAZUです。

台風お見舞い申し上げます。わが家は今回停電もなく、通常通りに過ごすことができました。宮古は2万件が停電したそうで、お辛いだろうとお察しします。

台風は肉体にかなりのダメージを与えるものと、台風のたびに実感します。気圧と風圧と湿気などのいろいろに、からだが右往左往しているのを感じます。そこに停電はいつもながら厳しいなと思います。みなさんご自愛ください。

 

自分ごとを申し上げれば、鍼灸師の夫なしに自分のケアはとても難しかっただろうと思っています。

独身の頃は働いて稼いだお金は自分のケアに注ぎました。自分を奮い立たせ稼働させることで精いっぱいでいつもだいたい崖っぷちの生活でしたが、自分が楽器、自分が商品、というようなお仕事をしていたので、当然のことでもありましたし、本当ならもっともっと自分に投資したい、という思いが常にありました。

お金がないときも本を読んで、お金をかけずにできる、いいと思えることはなんでも実践しました。その多くは自己ケアと意識のエネルギーを使いこなすという学びです。

生きるためのエネルギーの節約や自分の才能や資質を発揮するための自己訓練は、当時スピリチュアルを学ぶ目的でもありました。スピリチュアルの勉強はすなわち生きるための資本を学ぶことでした。

しかし仕事量が増えると同時に負荷も増えるので、結局がんばって増えた分の収入はほとんどマッサージなどに消えました。役者で身を立てたかった私の一番の課題は、余剰の時間とエネルギーを手に入れることでした。

 

ある時、結構大きなイベントを手伝う仕事をしていて、自分も歌う場を与えてもらったのですが、直前になって扁桃腺を腫らせて高熱に倒れました。経験的に考えて、病院の薬と療養で治すには時間が足りません。本番前日になっても、起き上がることも声を出すことも容易でない状態でした。

わたしの頭に浮かんだのは、まったく別々の場所で3人からすごいとうわさを聞いたある鍼灸師です。その治療院はたまたまわたしの自宅から徒歩圏内にありました。しかし予約がいっぱいと聞いていたので問い合わせても断られるだろうと踏んだ私は、なんとか起き上がり身支度をし、その治療院の前まで歩きました。

そして目の前から電話をして、明日ステージがあり、どうしても歌わなくてはならないと言いました。するとその先生は、「もしかして、うちの前まで来てる?同じ騒音が電話から聞こえるんだけど」と言いました。そして仕方ない、と治療を引き受けてくれました。

ただしこの治療はいちかばちかで、治るか、悪化するか、やってみないとわからないよと言ったのです。そして治療代は初診料合わせて当時たしか8000円ほどしました。先生は私を気の毒がってくれましたが不思議なことに私の中に迷いはありませんでした。他に選択肢が浮かばなかったこともありますが、こういうのがきっと導きなのだろうと今では思います。これで絶対に明日歌える、と確信していたのです。

首に長い鍼を直接刺します。痛みはないけれど、ぐぐぐぐ、と首を貫通する感覚があり、こわくないと言えばうそになります。2本刺して「まだ完全じゃないね」と3本目を刺して、治療は終わりました。

夜には喉のパンパンな腫れが引き、熱で重い鎖に縛られたようなからだがようやくゆるされた感じがしました。

そして翌日のステージでは、これまで以上に歌の自由な領域が広がったのを感じました。出来は上々でした。

この日、なぜか一番感動してくれて喜んでくれた人は、このイベントの手伝いにバイトで来ていた、まだ知り合ったばかりの夫でした。夫は鍼灸学校の受験生だったため、知り合いに頼まれた短期間のバイトにたまたま来ていたのです。でも当時はなんの勉強をしようとしているのかなどもよく知りませんでした。

このイベントの会場は、六本木の結婚式場でとても素敵なところでした。そしてそこから私と夫のつきあいが始まったのです。

 

今となってはすべてが導きで、できすぎたものがたりのようにも見えます。でも当初、自分の意図と実際の糸はまったく一つに重なっては見えていませんでした。このものがたりには他にもいくつもの不思議な偶然の重なりがあります。後から思えば不思議ですが、大事なことが起こっている時、だいたいは別のことに気を取られながら無心に行動しているような気がします。それが多分、慎重で考えすぎなところを持つ私に合った、ハイヤーセルフからの導き方なのだろうと思います。

幼少期からたびたび腫れあがってそのたびに高熱で1,2週間寝込むパターンだった私の扁桃腺は、夫の定期的な調整のおかげもあり、その後まったく暴れなくなりました。かれこれ16年になります。

これをなんの力だとみなさんは思われますでしょうか。

ただ鍼をからだに刺すだけで、機械の修理のように病気が治るわけではありません。

しかしからだには明確に、生命力を帯びたエネルギーの経路があり、その見えない経路を観て示唆を与えることのできる人が治療家でありセラピストです。

そしてその経路は、この物理的なからだで完結しているわけではなく、感情と感覚の記憶、そして遠い過去と歴史的な集合意識から深いつながりを持ち、私たちに多くの情報をもたらし、魂の探検の地図を与えています。

エネルギーの地図は幾重にも立体的に、多次元的に重なっています。

表面的に観れば、修正すべきに見える箇所が多く、混乱して見えます。しかし奥深いところ、つまり魂、内なる神のほうから見れば、修正は少なく、そして優しいやり方で済みます。

本当に大切なことは人生に少ないし、真理がとても単純であることと似ているかもしれません。

少しでも多くの方に自分のこととして体験していただけることを、導きへの感謝とともに願う日々であります。

ちゃんぷるーシアターと定期瞑想会つれづれ

前回書きました大学の後輩たちが今沖縄で公演中です。「ちゃんぷるーシアター」ってご存じですか?これまで時間が取れずに観ることができませんでした。が、今年は行けそうです。

 

~コンセプト(公式サイトより)

老若男女、皆で一緒に楽しめる

『ファミリーシアター』

愛に溢れる作品がいっぱい!!!!

​ちゃんぷるーシアターのルーツは、

1974年ウルトラマンの生みの親である

金城哲夫先輩の

「沖縄の子どもたちに

生の本物の舞台を見せたい」

という想いを引き継いで始まりました。

2000年以来毎年沖縄県内をはじめ

全国各地の公共文化施設

教育機関福祉施設で公演。

champlootheatre.wixsite.com

金城哲夫先輩とあって、初めて玉川学園の先輩だったと知りました。

 

今回は特に、私の一年後輩のカップルの娘さんが公演に参加しているということを知って、これは行かなくては、と思いました。前回の記事にも書きましたが、私の時代はひと学年30人足らずで年中芝居を作ってはスタジオに寝泊まりしたり、学校付近の誰かのうちに雑魚寝という生活を送っており、みんな同じ釜の飯を食ったファミリーという感じなのです。

先日はスタジオ前での親子スリーショット写真をFacebookで見てなんとも言えない不思議を感じました。両親はほとんど、私の知っている当時の二人のままです。時間とはなんなのでしょう。そして記憶とは。・・・

 

 

そして今日は定期瞑想会でした。ご参加のみなさま、ありがとうございました。今回は始まって以来初の8名のご参加でした。

中には10年ほど前にお会いしている方もおられ、時間を超えてみなさんの人生の歴史に立ち会うような不思議な感慨を覚えることもあります。

「なんだかワクワクする。すごく不思議な空間」と、開始前にいただいた言葉も印象的でした。

内面にもぐることですべてとつながることができ、豊かさが引き出され溢れます。大いなるものが私たちを導いているのだということを感じざるを得ないような、そんな会です。

もはや、その導きや偉大なエネルギーを疑う余地がありません。

そこを思い出し立ち返ることができれば、私たちは等しくしあわせで、美しい未来を創造できるのだと信じせざるを得ません。

 

最近ではマインドフルネス瞑想が有名です。それが気に入っている方はどうぞそのままお進みください。でももし、迷われている方がいらしたら、どうか、瞑想の本質を探ってみてください。

 

瞑想は、内なる神とともに生きるための方法です。

内なる神とは特別ななにかではありませんが、私たちが普段認識している自分や世界とはやはり異なる次元にあります。

 

たとえば私たちは普段、理由や意味や目的を考えます。そしてその思考は経験や社会通念のモノサシを基準に構築されます。

それは必ずしも人や世界をしあわせにはしません。

 

内なる神は愛のエネルギーによって意義を測ります。そしてそこからもたらされる叡智はすべての存在をしあわせにするという答えを出します。

誰かが得ることによって誰かが貧するという公式は通用しません。

瞑想で内側を共有した人にはこのことが実感としてわかるようになるでしょう。

共に与え、共に受け取り、共に歩む。

神は私たちに、それをさせたくて魂を与えました。

地上の二元性の摩擦から、愛の火花を放射させることができるのです。

 

夏休みも大詰めですが、価値ある時間をお過ごしください。

内面の取り組みのお手伝いもぜひさせてください。

 

感謝とともに

AZU拝

わたしたちは世界です

私の大学は当時ひと学年30人足らずで校舎の中心は立派な劇場型のスタジオでした。そこで授業を受け、和太鼓を叩き、年に6回ほどの実習公演があり、ほとんど芝居付けの青春を送ります。

私にとっては天国の数年間でした。

ある朝登校し太鼓に触りたくてスタジオに行くと、音楽がかかり、先輩たちが集まってノリノリで歌っていました。歌詞カードを持っての熱唱です。その光景はよくあることなのですが、その日のその曲は『we are the world』でした。1985年。

 

最近夫がロックの古典のお勉強と称して古いCDをレンタルし聴いているので、連鎖的に思い出しYouTubeを見てみました。

 

YouTubeを見て思い出したのは、当時はこういう媒体がなかったゆえに、学校に集まって誰かが入手したレコードや当時まだ新しかったCDというものをみんなで聴いて覚えるという形でわけあったのだということです。からだで覚えて、それを歌うことで楽しむのです。

当時大学には、自分こそが時代を創り世界を変えるのだという空気が静かに満ちていました。その中で聴いたwe are the worldは、あの時の時代そのものであり、私の気持ちと同じでした。

youtu.be

 

34年が過ぎて、その時の輝きは心の中で褪せることはありません。

しかし、時代は当時の思いを反映するわけではありませんでした。

あのエネルギーは、思いは、未だ世界に反映されてはいません。

 

わたしたちは世界です。

なにかがそれを覆い隠しています。

いつか、人として当たり前の良心と意思が地球に溢れ、そして根付きますように。

 

youtu.be

メイキングはとても興味深い内容です。

「エゴはスタジオの外にに捨てていけ」

本気でそうしていたのだろうと想像できます。


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