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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

本当に昔は良かったのか

よく、世の中はどんどんおかしくなってきている、という話しを聞く。 凶悪犯罪は増え、地球は荒れすさみ、もう手遅れだ、自分だけ守るしかない、みたいな。 私がそういう感覚を味わったのは、世間がまだバブルでうはうはしている時代だった。 そのころ私は芝居をやっていて、貧困で、今よりずっとあらゆることに不安だった。 だけど、芝居の中には、なにものにも代えがたい体験が詰まっていた。 それは、一言で言うなら、魂(意識)の進化だった。 一本の芝居の中で恐ろしいほど多くの気づきがあった。 まるで、そう、ひとつの人生を体験してしまったかのような その人生をさらに、宇宙から眺めているような 芝居を真剣にやっていると それくらいの、重みがあった。 だけどそのころの日本は、スキーにテニス、リゾート天国で みんなお金があって、仕事もバイトもいくらでもあって 私たちがろくに食べずに芝居なんぞに現を抜かしていることがバカに見えただろうと思う。 「なんでそんなことやってんの?」自ら貧乏くじをひいてバカみたいと よく言われたし アパートを借りるのも、お金を借りるのも、どこで何をするのも 本当に不自由だった。 私は、このままじゃ、世界はだめになちゃうだろうと思い そういう内容の芝居を作った。 新聞や雑誌にもたくさん宣伝をして おとなの観客をたくさん入れた。 結果、30代後半のおとなたちはものすごく怒った。 エンターティメントごときが何をほざく、見てやってるんだからちゃんとサービスしろ 笑わせろ、楽しませろ、というような感じだった。 内容はものすごく詰まってて見せ物としての要素も多かったが 世の中が「便利さ」に現を抜かして「心」や、自分の感性というものを失っていく結果 本当の危機がやってきても人々は自分で何とかしようとすることを忘れてしまう。そして・・ という内容だったので、バブル崩壊の影が迫る中、 おとなは不安を感じて怒ったんじゃないかな。 今だったらみんなもうちょっとわかるような気がする。私も、ほらね、と思う。 私、23歳の作だった。早すぎた。 でも、今は、みんな、もしかして、ものより心が大事なんじゃないかな、くらいのことが わかってきてるんじゃないかな。 心が本当に満足することをやるのが幸せなんじゃないか、とか。 そして!この間あるデータを見て私は心から、ほらね!と思ったのだ。 それは、昭和30年代と現代の、凶悪犯罪率、交通事故死亡率、エンゲル係数を比較していて エンゲル係数と交通事故が明らかに減っているのは想像に難くないが 凶悪犯罪も4割減だとあった。(交通事故もそのくらい) 「3丁目の夕日」のこころ温まる時代よりも4割少ないということだ。 どうですか?私は、そうだろう!と思う。 昔を思うと、命とか尊厳に対して今よりも意識が薄く、雑だったなと私は感じる。 それくらいはしょうがない、とか、目をつぶれということがものすごく多かった。 心の傷だ?おまんまが食えるだけありがたいと思え!みたいな感じがあった。 世の中の空気に。 それはやはり戦後、人の命がゴミのように扱われた大きな傷から立ち上がり ようやくご飯が食べられるようになり 世界からバカにされない日本になろうというがんばりがあり 世界一金持ちの国にのし上がった日本というおいたちがあるからだと思う。 私のだんなさんの世代はバブルさえ素通りして もう世の中が何を目指してるのかさえはっきりしない時代に育ってるけど でも、だからこそ、最高を目指せばいいだろう、それを探すのは きみなんだよ! 誰かに感動させてもらうのを待っていても 生きがいを与えられるのを待っていても ただ年をとってしまうだけだ。 もし地球が100人の村だったら 私たち日本人は、とんでもない地球のブルジョアなんだよ。 その私たちがいつまでもこころが貧しくて 困ってる人を助けられなくて 自分のことで精一杯で 何をやってもいくらやっても満足できなくて・・・ なんて、絶対ウソなんだ。 私は、世界の人すべてがしあわせでなければ、結局自分もしあわせではないし いいことがあってもまた苦難がくるだろうと思う。 なぜなら私たちは、大きなひとつの中の一部だから。 大きなひとつの中でいくらいい思いをしても、反対の側面が必ずバランスをとるからだ。 宮沢賢治も言った。 すべての人がしあわせでない限り個人のしあわせはありえない、と。 それは真理だと思う。そう思ってきたけれど 昨日私は、改めて、本当に、これは、100%、そうだ、と、実感した。 最後の一人までが、地球で最後の一人までが、しあわせでなければ 絶対に私の自由なんて、私の、完成なんて、私の次元上昇なんて、ないんだって。 昨日、ソマリアの17歳の女の子が、 「生まれてからこれまで、嫌なことばかりだったわ」と言った。 生まれてからこれまで、嫌なことばかりだったんだろうな、と、私は思った。 17歳の女の子にそんなこと思わせてはいけないんだ、と私は思う。 日本は、今のところ、愛する人を兵隊にとられて、国家とかいう名前の なんだかわからない組織のために合法的に殺されたり 軍事予算のために、とか、内戦のために、いつも飢えてたりしなくて済むし いくらでも勉強できるし、 その気になれば、正しい情報が手に入りやすい環境だ。 (でも、入ってくるものが公正とは限らないのだ、もちろん) 本気で求めれば、しあわせ、とか、たいせつなこと、とか いかに生きるかということについて熟考し そして、選ぶことができるフィールドにいる。 一応、個人の尊厳が尊重されている。 だから、私たちはものすごいチャンスを持っている。 それは、本当にこころから震えるような、生きがいを生きるチャンスだ。 それが何処にあるのか、 もう、ヒントは世の中にあふれている。 みつけようとすればいくらでも見つけられる。 見つけようと、してみるかどうかだけだ。 私は、天からこう教えられた。 生活も仕事もお金も社会的地位もすべてが崩壊している時に こう教えられた。 「まず、魂の理想を生きるのだ、と決めることです」 それを決めた瞬間から、宇宙はそのように動き始めるのです、と。 その前提なしに、宇宙の法則を利用して生きようとしても 多分何もお得なことは得られないでしょう。 なぜならそれは、本質的に宇宙と調和していないからです。 魂の理想がなんのかわからなくてもいいのです。 それを必死で想像するうちだんだん掴めてきます。 魂の理想を生きるということは 宇宙の生命を生きることであり 肉体を持つ創造主として表現することです。 そのように生きれば、必然、宇宙の法則が適用されます。 自分の生き方をおいといて、都合のいいところだけを当てはめることはできません。 というか、現状が、法則の結果となっています。 そんなことを・・・はぁ・・・・ 思ったこのごろでした。 では、また^^


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