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沖縄 ありんくりん(あれこれ)

昨日は久しぶりに北部へドライブしてきました。 水族館で有名な本部までとりあえず走ってみました。 私たちの住んでいる南部は戦跡で有名ですが 普段は観光客も少ないので 主人は沖縄が観光名所だということがわかっていません。 ですが北部では各スポットに行列ができていたりしているのを目の当たりにして 「そうか、こういうところに観光客はいるのか~」と 少し実感ができた感じです。 私も改めて納得。まったく沖縄へ来て1年8ヶ月が過ぎたというのに。 北部では古い民家の屋根はセメントのような色をしているのが多いようですが わが町豊見城糸満のすーじぐゎー(路地)を少し入ると 赤瓦のおうちがたくさんあります。 私たちの趣味は、すーじぐゎーのお散歩です。 離島と変わらないんじゃないかという感じの石垣と赤瓦。 ブーゲンビレアとガジュマルの木。 それになぜか野良猫が全員超美形です。 本部の町並みは古い漁港のそれという感じ。 どことなく、内地の風情も感じられて懐かしい感じがします。 市場に入ってみると、なんと店番のおばさんはみーんなお昼ね中。 ゆんたくしている人たちもまったく商売する気がうかがえない。 糸満の市場だったらきっとみんなが声をかけてきたんじゃないかな。 沖縄では南部の人は沖縄の中でも気質が違うとよく言われるのですが なんとなく違いがわかってきたような気がする。 漁港に川が流れ込んでいるあたりでは 美しい海とは対称的に川の水はとても濁っています。 なにげなく川面を覗き込んだりしていると 向かいのおうちの前に立っていたおじいが何かしゃべりながら歩いてきて 私たちを促すように海辺へ向かいます。 なんだろうとうかがうと カニを捕る仕掛けの網に魚がびっしり。 わー、これ、どうしたんですかと言うと カニを捕ろうとしたらかかったけど毒がある魚だそう。 「子供の時捕まえたことがあって嬉しくて両手でつかんだら刺されてひどく痛かった」 のだそうです。 「毒がなければ、大漁なんだけど」 おじいは私たちが豊見城から来たというと意外そうに微笑んで あそこらへんは村だったが発展したねと言う。 この辺は水族館ができて変わりましたか?と聞くと 全然変わらない。変わった方がいいよ、と言っていた。 でも人の心は変わってしまった。自分のことばかりしか考えないように、と。 おじいは優しい静かな物腰の人だった。 話していると少しお酒の匂いがした。 この毒のある魚はよくかかるんですか?と聞くと いやぁ、初めてだよ、と驚いていた。 今日はなにか変わったことがあったんですかね、と言うと あんたたちは楽しく過ごして、いい日にしてください、と言ってくれた。 楽しく話していたんだけど炎天下で汗は噴き出しふらふらしてきた。 おじいは汗ひとつかかずに涼しい顔で話してる。 どうもありがとうございました。お元気で、と言うと すごく嬉しそうな笑顔を見せてくれた。 この日のなかで一番心に残る場面だった。 いい日になりました。


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