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結婚のススメ

みなさんこんにちは。 先日とても楽しいセッションがあり、 じゃあこのお話はブログにシェアしましょう、ということになりましたので 今日は結婚について書いてみたいと思います。 私が結婚したのは四十歳のとき。 もうまもなく結婚から満五年を迎えます。 だんなさんは十歳半年下で、二人とも初婚です。(笑) お付き合い始めてから数えると・・・えっと、今年で九年になるようです。 それで、結論から言うと、ほんと~うに今がさいこ~うに幸せです。 子供のころから家庭内に不和を感じていましたので 結婚に対してまったくいいイメージがありませんでした。 自分ではあまり記憶がないのですが 高校入学直後の自己紹介で「私は結婚しません」と宣言したらしいのです。 なんでわざわざそんなこと言わなくちゃならなかったのかわからないのですが 高校のときにはとにかく家族から自立したい気持ちがあったので あれこれ苦悩して混乱していたんだろうなと思います。 結婚について悩まないためには、仕事で自立しなければならないという思いが 幼いころから脳に染み付いていました。 よくあるパターンで、二十二歳で早々に家を出て同棲し その時の相手も育った家庭に不和があって不幸な生い立ちでした。 八年ほど同棲が続きましたがその時はとうとう 結婚とか家庭の意味がわからないまま解消しました。 うわさに聞くよくあるパターンにならうと その直後に結婚、などということになるのかな、などと想像していましたが そこは全然違いました。 同棲は解消したとはいえ、相手は純粋ないい人でしたし それまでも恋愛について困難を感じたことは特にありませんでしたが なぜかその後は困難を極めるようになりました。 いきなりのモテ期が始まり、ものすごい勢いで私はモテ始めたのです。 そしてモテればモテるほど、心の中は疑いや恐れでいっぱいになっていきました。 もう無駄にモテるのはたくさん。私はたった一つの愛が欲しいというのが 私の切なる願いだったのですが どうしても思うようにはなりませんでしたしなる気配もありませんでした。 仕事も経済も何もかも大変でしたが その点に関しては意識の勉強をするにつれ段々と希望も見えました。 エゴの思い込みを手放すことで、無駄な抵抗をやめ、エネルギーの流れを体で覚えて ぎりぎりなんとか回る、という感じの生活ができましたし そんな状況下でも、自分の大切なこと、やりたいことに関しては 「やれている」という自信が自分を支えてくれていました。 ところが恋愛に関してはとことんだめでした。 今思うとインナーチャイルドの問題、これに尽きます。 他のことは自力のがんばりが通用するのですが 恋愛、愛の問題だけはこれが通用しないので、何度となくお手上げ状態になりました。 このお手上げになる、というのが 恐らく私の人生にとってとても必要なことだったのだと今はわかります。 これなしに愛は学べなかったのだと。 私の一番の悩みであった恋愛に関してあるカウンセラーの方は 「その点に関しては私がどうこう言う必要ないわ。 だって、あなた、絶対あきらめないじゃない」とおっしゃいました。 今も思い出して笑ってしまうのですが、確かにそうでした。 愛というものに対してあきらめたらこの世はおしまいです。 世間からは仕事いのち、みたいで、 結婚願望がないから四十近くまで結婚しないんだろうとよく言われたものですが 冗談じゃない、という気持ちでした。 結婚ということについてこれほど深く考えた人はそういないのではないかと自分で思うほど この乗り越えた山場は半端ではありません。 前置きが長くなりましたが(笑)。 パートナーシップとは、この世で一番端的な愛を築く関係です。 一番強力で強烈な鏡であり、 インナーチャイルド(今世で創られた潜在意識の記憶のすべて)を最大級に投影します。 「恋愛」というと生活を彩るカテゴリーの中の一つとか 占いのジャンルの一つみたいに扱われていますが 地上で自分を愛するという、 人間が神と行う創造の中で 最も中心的で重大な機会の一つであります。 さて、さらにです。 恋愛から結婚へと段階を踏むことの意味です。 「結婚なんて紙切れひとつだよ」とか 「ただの法律上のことだろ」なんていう意見がよく聞かれます。 「子供のため」とか「事実婚のほうが純粋」とか「人それぞれの価値観」とか・・ でもそんな程度のことならどうして多くの人がそれを遂行し 困難だらけの人生にさらに大きな課題をのっけるのでしょう。 私も結婚してみるまでそうだったのですが 結婚のすばらしい点や必要性について語っている人や意見そのものに あまり出会った記憶がありません。 結婚するとすぐに私もだんなさんも、いい選択をした、ということに気づきました。 だんなさんは「結婚はいいよ~」と友達にもお勧めばかりしていました。 私はもちろん、そうであろうと思って、満を持して結婚しましたが その思いは着実に、二人のあいだで確実なものとして育ってきています。 最大のすばらしい点は、よく耳にする言葉ではありますが 喜びは二倍、苦しみは半分、というところと 進みが早い、というところです。 だんなさんは私と対比するならきついトラウマなどはあまりない人生だと思いますが さりげなく固いブロックで人生の課題を保留にしてきた面がありました。 結婚のおかげで(私と、という面も大きいでしょうが) 人生が待ったなしの本番になった感じだと思います。 人生がオンになり、意図的に生きる人生が加速したのだと思います。 恋愛と結婚の違いをまとめます。 揚げたいことはたくさんありますが最大の違いは 恋愛は一方が別れたいと思うと解消されるのが自然ですが 結婚は双方が別れると同意しないと解消できない仕組みになっている点です。 このことに私は結婚前に気づきました。 このことは今では実は結婚の本質なんじゃないか、と思えるほどです。 私たちは愛を本当に学ぶまで愛についてよく知りません。 恋愛で燃え上がって気分のいい状態を愛だと錯覚します。 ですが、意識の勉強をしている方はお分かりだと思いますが 愛はいい気分とは関係のないものです。 どちらかがいい気分でなくなると愛がさめたと錯覚し、やがて別れます。 それで体験は終わりです。 せっかく結婚までしても、同じようにいちいち離婚してしまう人もいます。 でもそこで、どちらか一人が「あれ、それってなんか違うんじゃないかな。 もう少し愛とか人間とか自分の探求を続けてみよう」と思ったりすると 結婚を続けることができます。 こうして、結婚の場合は双方が完全に納得するか、あきらめるか、卒業するかするまで その関係を続けることができます。 人がどんなときにも取り組むべきことは 自分と内なる神を愛することです。 ですから鏡なしにそれをすることももちろんできます。 でも一人で全部できるほど人間は便利にはできていないと思うのです。 恋愛という距離感であれば 気分が悪いときは距離をとってまたいいときだけ一緒にいたりすることもできます。 一人でいればもしかしたら意図的にでも無意識的にも 自分が内面に構築した壁に気づくことなく ある程度快適に暮らすことも可能かもしれません。 でも、その壁はいつかは気づかれ、取り除かれるべきものです。 私たちは宇宙に存在する意識であって 分離の壁はいやおうなく雲散霧消し、統合される運命にあるからです。 それが偏在する神なるものの自然の動きだからです。 結婚という形は愛の本質を学び、体験し、 体で覚えるまでしっかりと繰り返し訓練することのできる 神が与えた機会だと思っています。 それができると私たちは幸せというものを身をもって理解することができます。 パラマハンサ・ヨガナンダは 家族というものはこの世で無条件の愛を学ぶための機会だと教えています。 パートナーシップは家族の最小単位であることは言うまでもありません。 「愛は永遠だ」という考えは いつも人間によって裏切られ続けています。 でも、真実はこうです。 「愛は永遠です」。 私たちはそのことを人間という体験を通して知るチャンスを与えられています。 とても難しいことなので 私たちは結婚するときに儀式をします。 神に立ち会ってもらって誓いをたてるのです。 「地上で最も崇高で意義のある取り組みを私はこの相手とともにすると決めました。 どうか、あらゆる困難や逆風にも負けないであなた(神)を信頼できますように」 結婚は相手を好きだからするというよりは 愛を本当に学べるまで一緒にいることができるくらい好きだと すごく楽でうまくいくありがたいものだ、という感じです。 なかなかすてきなことだと思いますがいかがでしょうか。


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