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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

不幸と幸せのメカニズム

わたしはとても敏感な人、HSPに当てはまる人です。

それがゆえに一生懸命理論的に考えるようになりました。

HSPは繊細で内面が細かく揺れるので、ぶれない強固な固体であろうと努力しました。

 

気がつくと、頭で分析して整理して考えていることが多いわりに結局行動に移せない。

無理に行動しようとしても、怖い。

なにから手を付けていいかわからない、という状態になっていました。

これがなにを示しているかというと「幸せになるのが遅れる」ということです。

幸せになるのが遅れるというのはどういうことかというと、霊的な進歩(魂の計画)が滞るという意味でもあります。

 

でも理論的に間違ったことをしないことにとても注意深いので、周囲からは困窮しているとは見られませんでした。

むしろまじめでちゃんとしている感じに見られます。

そして、そう見られることが非常に嫌でした。

 

本当は不安定で細かく揺れて、意志が弱くて自分をコントロールできない人だという自覚があったからです。

だから、表面的に好意を持たれたり気に入ってもらえても、本当の自分は愛されないだろうとしか思えませんでした。

本当の自分を見せたらみんな去る、と。

めんどくさいか、こわいか、気持ち悪いと思われるか。

誰かと親密になったら最後、いつ去っていくのかを待つ。

そしてそうなってからでは傷つきすぎてしまうので、いつそうなってもいいように常に構え備える。

 

そうです。

これはアダルトチルドレンインナーチャイルドに傷がある人の特性と言われている、幸せになれないパターンの一つです。

自分への無価値観とか自己肯定感のなさ、という言葉でも表現されます。

これはお母さんとの関係の影響が強いと言われます。もちろん影響は多大です。

でも、究極の原因はやはりそれでもありません。

 

前回書いた記事に書いたように、いきさつはどうあれ原因は潜在意識に情報が多すぎるからです。

それがメカニズムです。

azworld.hateblo.jp

ですから、これは敏感な人だけに起こることではもちろんありません。

特別敏感でない人が幼少期から常に暴力や感情的な騒音や過酷な環境に身を置いていれば、潜在意識が情報過多になります。

刺激が強く、反応も多くなるからです。

もうひとつ言うなら、潜在意識の仕事の第一は身を守ることですから、楽しいことよりは危険に対してより敏感です。

危険という情報のほうが通常刷り込まれやすいと言えます。

 

多くのセラピーや内的探究は、この情報のなかに間違いを見つけて変えようとします。

ヒプノセラピーでも、マイナスをプラスに書き換えるなどと表現されます。

ですが、あらゆる要因や状況を鑑みて、情報の中身をいじることには限界があります。

つまり情報の本当の良し悪しは、人生の目的や生きる意味というゴールの設定がわからないと判断できません。

なにが有用でなにが無用なのか、それは目的による。そうですよね?

 

そして本来、その情報に間違いなどないのです。

すべての人生に意味があるのと同じように。

ただそれをどう認識し、理解し、識別するか、それが生き方なのです。

 

ではセラピーや自己探求に求められるものとはなんでしょうか。

それは魂との分離の傷を癒すことです。

 

多くの人が、幸せと困難が少ないことを同義だと誤解しています。

幸せと、環境に恵まれることを同義だと。

または、波動が高いことはそういうことだと。

 

幸せとは、外面に関わらず、属性に関わらず、尊び、認め、受け入れ、信頼し、そして愛することができる自分であることです。

そしてそのように生きる、生きてみることです。

それが人生のどの瞬間にも起こり続けていることが魂と完全に同化して生きることなのでしょう。

そこに本当の喜びと幸せと豊かさがあります。

愛せない理由

わたしたちの心は、見たいものを見たいように見て、見たままを認識します。

これが潜在意識の仕組みです。

見たいと願っているわけではなく、ただ無意識に反応して、それを真実だと信じてしまうという仕組みです。

赤いレンズの眼鏡をして世界を見たら、世界は赤っぽいですよね。

するとその人にとって、世界とは赤いもの、という認識になります。

そして緑のレンズの人と同じものを見てそれについて語りますが、どうも話が噛み合いません。

まるで別々の世界で暮らしているみたいです。

物心ついた時にはすでにレンズが着いていたから、どんなにクリアに観たって考えたって、世界は赤色なのです。

この仕組みを知らないうちは、なぜ分かり合えないかが分かりません。

「信じられない!」「なんでわからないの?」「わたしはわかってるのに!」

それが世界です。

自分の内面と向き合って、自己意識の癒しや浄化をするようになると、その謎が解けていきます。

レンズの色が薄く透明になっていきます。

自分がいかに世界を誤解してきたかが見えてきます。

なぜ緑のレンズの人と分かり合えなかったのかも、その人がなにを見て、どう感じていたのかも。

つまり自分がすべてを誤解してきたように、すべての人が世界を誤解しているのです。

 

そのことがわかると、心に寛容が生まれます。

寛容さとは愛に不可欠な要素です。

受け入れるにもゆるすにも、寛容という余白が必要です。

寛容であるかのようにふるまおうとして、苦痛を味わうことはありませんか?

そしてそのことで自分にがっかりしたり卑下したり悲観したことは?

自分を責めたり、或いは蓋をして鎧を着て本当の自分を封印したことは?

自分の中に寛容という余白がないのは、自分に愛がないから、愛に値しない人間だからだと思っていませんか?

そうではありません。

それは、潜在意識の中に情報がありすぎるためです。

知識がつまっているからです。

敏感な人が余計に自分について悩むのはその仕組みのためです。

 

自己意識のおそうじは、瞑想することにつきます。

でも自己流で、方法論だけで、漠然と瞑想すると、それは遠まわりになります。

瞑想に師が必要と言われてきたのはそのためだろうと思います。

仕組みを理解し、信頼すること。

会ってお話すると、多くの方が「わかりやすい」「腑に落ちた」と言ってくださいます。

 

癒しとは、本質への回帰です。

本当の自分に戻り、しあわせの道を歩む。まさにそれです。

瞑想がわたしたちになにをするのか。

沖縄並みの台風が本土を直撃されたようで、まだ電気の復旧の見通しがない52万世帯という報道に驚愕しています。救助の手が少しでも早く届きますように。

 

瞑想会のお知らせです。

今月の定期瞑想会は22日日曜日の10時~12時です。

すでにご予約をいただいていまして、残席が3席となっています。

みなさんのご参加に感謝するとともに、ますます精進したいと心から願います。

概要は

講座・勉強会・グループワークショップ - トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]沖縄 心のセラピー

をご覧ください。ページ少し下方に記事があります。

 

さて、なぜ私たちは瞑想をするのか。

そのわけは個々のご自身の中に在ると思います。

瞑想は私たちになにをするのか。

答えは無数にあると思います。

 

ですがその目的は、真実へと近づくことです。

自己意識のフィルターがかかっていると、先入観を持ってものごとを見てしまいます。

真実を観たいと願う人なら、その感じがきっとわかると思います。

 

やってみないと、やろうとしてみないとわからない。

それがこの世のエネルギーの道理です。

 

やろうとしてみると、なにが邪魔なのかわかります。

取り組んでみると、なにが課題なのかわかります。

 

瞑想の偉業は、私たちの先入観という固定観念を揺るがせます。

そして進むべきゴールを、もっと明るい真実を示してくれます。

 

固定観念は過去の経験値です。

それは私たちを守るためにあります。

 

しかし同時に、未知への歩みを鈍らせもします。

未知への歩みこそが、前進です。

 

内なる神だけがその矛盾を完全に調整できます。

 

瞑想はその道を優しく歩ませてくれる唯一の科学的な方法です。

 

真実とは、しあわせのことです。

私たちは創造主の喜びを核に創られているからです。


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