なんとなくネット探索していたら、こんな本が紹介されていた。 開運、とか、法、とか、あまり趣味じゃないので今までならスルーだったと思うんだけど この本は結構仕組みとか根底の原理なども詳しく載っているようだったので 面白そうな気がして買ってみました。 あらかた読みましたが面白かったです。 私は今年に入って自分のルーツとか、ご先祖さまとかと再会するのがテーマだったようです。 私の一家はずっと断絶していました。 でも今年は上田に父方のお墓参りができ、(想像以上に幸せな出来事でした) 母方祖母が書き残している家系図からいろいろなことがわかりました。 (昨年冬の初め、母の姉が亡くなったのが大きなきっかけを作ってくれたような気がします) 私は(おかしな話ですが)ああ、私のルーツは本当に日本にあったんだぁって 初めて実感しました。 で、話しは最初に戻るけど、神社の本にはうぶすな(産土)神社の神さまが ひとりひとりの人間を生まれてから死んだ後まで守護していますと書かれていました。 産土神社とは、自分が生まれた時に両親が住んでいる場所のそばにあるそうですが 必ずしも一番近くとは限らないそうです。 私はなんとなく、ルーツを身近に感じているさなかのせいか この神社のことが気になりました。 私が生まれたのは日暮里の駅のすぐ近くです。 母からは駅から1分だったと聞いています。 それで、近くのめぼしい神社をネットで検索(何でもネットで便利です^^)。 いくつか見つかったんだけど、稲荷さん系は産土にはならないそうだし 鬼子母神もなんとなく違う気がしました。 そのあたり一帯を守っていらっしゃるのはこれだ、と思ったのは 西日暮里と日暮里の間にある諏訪神社でした。 諏訪神社を調べると、長野県の諏訪大社の分社だとありました。 長野は父の故郷です。ただし諏訪ではない。 親戚も県内にいっぱいいるけど、上田、伊奈、飯田なはず。 ところが長野の諏訪大社を調べると、これは一の宮といって 信濃国全体を守る唯一の神社だったのです。 わぁ、これだ、と私は思いました。 根拠のない確信がわくと同時になんだか自分にそんな場所があるということが 愛しく感じられました。 私はよく、自分には故郷がないと感じていました。 以前はよく自分のいるべき場所が東京にも日本にもないような気がしていたものです。 それはもちろんとても寂しく心細い感覚でした。 今の私よりずっと若かった父と母が、それぞれ夢を持って東京に出てきて芸能の道を歩み、 東京で出会って私が生まれました。 父は新劇俳優、母は女優とモデルを経てダンサーで生計を立てていて 私がおなかで3ヶ月になるまで踊っていたと言います。 「あんたが大きくなっちゃっておなか膨らんできたからやめたのよ。 だからお父さんにもう食べさせてって言ったの。」と母。 父はそれをきっかけに声優に転向し、がんばりました。 大成功したと言っていいと思う。父は本当に売れました。 それ以上に、いい仕事をしました。 私が生まれた時、母はあまりのかわいさと賢さに本当に感動したと言います。 「こんなすばらしいものを作れるなんてすご~い!」と思ったと。 「こんなことが私にできるならもっと作りたい!」と思ったそうです。 ・・そんなこんなをすべて見守り、守り導いてくれた存在が身近にいて いる場所がわかるなら行ってみたいと思いました。 それで私は昨日、新橋でのオーディションの帰り、行ってみたのです。諏訪神社に。 本当はお天気のいい昼下がりにでも行きたかったけど、 そんなこと言ってるといつになるかわからないので、夕暮れ過ぎのくもり空のなか行きました。 諏訪神社のあたり一帯は、たくさんのお寺に囲まれていました。 大きな公園もあり、とても古い町の様子です。 なんというか、これまであまり知らない感じの場所です。 荒川区、ほとんど縁がなかったです。(0歳で狛江に引越したので) 不思議なのは、若い父と母の息吹のようなものをありありと感じたことです。 残留した想念がタイムスリップのようにそこに生きているようでした。 私がこの世に生まれ、その後私たちの家族に起こった本当に様々なドラマについて、 そういったたくさんの事件によって、 これまで身近な大切な事々に心を配れなかったことについて 大いなる力のご加護や導きに守られながらも それを完全に信頼できなかった時代について 私はお詫びをしました。 そして今、そこに来られたということについて ありがとうを言いました。 それから、私の家族や、私がこれまで出会い触れ合ったすべての人々にとって よきことが起こりますよう、ご加護と導きがありますよう祈りました。 私の家族や私がこれまで出会い触れ合ったすべての人々に よきことを送れるような自分になれるよう導きくださいとお願いをしました。 私に嫌なことやひどいことをしたすべての人にも よきことが起こりますようにと祈りました。 そうぜずにはいられなかったすべての人が癒されますように。 私が愛を中心として生きられますように。 愛する人を大切にできますように。 私はやっと、地球の住人になりつつあるみたいです。