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おしつけがない

押し付けないというのは 魂の健康のためには結構大事な事だ。 私たちのエゴの欲求の中には 相手をこちらの意に沿うようにしたいという願望がある。 言葉を変えると「相手をコントロール支配する」ということになる。 なんでそんなことをするのかというと 自己のこころの満たされない部分を満たすための代用である。 相手をコントロール支配するための方法はその人のこころのクセにより いくつかパターンがあるが そのパターンもたかが知れている。 あからさまに甘えたり怒ってみたり泣きおとしたりダダをこねたりというのは 子供じみているので 相手をするほうも疲れてしまって 徐々にその人から離れていく。 わかりやすくてまあ罪がない。 やっかいのなのは 権力を振りかざす(まぁこれもわりとわかりやすいけど)とか 理論で正論を言って相手を服従させるとか 手が込んでくると 相手を褒めておいて懐に入ってから 相手の弱みを言ったりして傷つけることで 相手を精神的に弱者にしてしまうなんていうやり方もある。 これは理解者を装って自分はわかっている、見えていると見せかけてから 弱点をつくので結構罠にかかりやすい。 気がついたときには相手に服従してしまっているので その人のことが嫌でもなかなか離れられなかったりする。 こころのどこかで相手に認められたいという欲求が起こってしまうからだ。 親切の押し売りというのもこれに似たコントロールだ。 親切でいい人、と思わせておいて じわじわと自分の欲求を押し付ける。 本人すらいいことをしているという自覚しかないので 相手が意に沿ってくれないと 裏切られた、こんなにしてあげたのに、と気分を害してしまったり 今度は攻撃が始まったりする。 スピリチュアル的には「パワーゲーム」といいます。 人間はエゴを持った生き物なので、多少なりともこういった傾向を持っている。 人格の端々にちょこっとこういう傾向が出たりするのは うまくすると魅力だと思う。かわいいところってやつ。 でも、このコントロールゲームに意識をのっとられてしまうと 愛を見失うことになってしまう。 予防対策として肝心なのは まずは自分の中のこのパターンに気づき 手放すこと。 波動は類友なので、自分の内面がそうでなくなれば おのずとそういう類の人から遠ざかるもの。 たとえそういう人に試されそうになっても 相手にしなくて済みます。 でも、さっきも言ったように人間はエゴを持った生き物なので 多少なりともそういう部分を持っています。 持ってない人間になろう!とがんばるよりも みんな持ってるもんな、とそれを許し 客観的に眺めて観ることの方が現実的だし 精神衛生上いいと思います。 そうこうしているうち、 そういう傾向も自分の中でだんだんパワーを持たなくなっていくものです。 ちなみに私の場合、 村上春樹さんのエッセイの言葉が予防策としてとても役に立ちました。 『表現をしていると、なにかといちゃもんつけてくる人は多い。 的を得ている内容もあれば、ちょっとそれはないぜというものもある。 気をつけたほうがいいのは、やたらと的外れなことまで褒めてくる人だ。 的外れにけなされるよりいいやと思って言わせておくと そういう、的外れに褒めてくる人は 必ずどこかで的外れにいちゃもんをつけてくるものだ。 だから、的外れに褒めてくる人の言うことは信用しないようにしている。』 というような内容だ。 私にとって春樹さんのエッセイはある意味バイブル的なところがある。 この教訓は、私の体験から言ってもかなり正しいと思う。 人間はあまり欲張っていいことばっかり言われようとしないで 自分が本当にいい、と思うことを黙々と誠実にやっていくに限ると思う。 特に芸術なんてものは 10人いいと言ってくれたら 90人ぐらい敵がいて 900人ぐらいは日和見だと思う。 マスコミに出る(売れる)ということは 900人の日和見をどう見方につけるか、という話しだ。 ところで今日の話は、 表現をしている人が 飲み屋でくだらないオヤジに くだらない押しつけにあった時の対処法から 健全な人間社会の創造 家庭での子育て 人間の心理分析とスピリチュアルの基礎までを網羅してみました。 マジメなはなし。


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