新婚旅行、ではないけど、結婚以来初旅行に行けました。 伊勢神宮目指して! いつものことだけど、経費削減のため 深夜バスで出発。 名古屋に早朝5時過ぎに到着、 さらに近鉄電車の急行(特急じゃなくてね!)で 2時間弱の旅。 いや~、バスきつかったです。 名古屋は近すぎて睡眠もあまりとれないし 4列シートのバスは確かにバカ安だけど 体力の限界をちょっとリアルに感じちゃったよ。 とは言っても、また乗るけどね。 伊勢市駅から徒歩で外宮参拝に。 伊勢神宮は言わずと知れた 日本の神さまの総元締め。 がらんとさびれまくった参道を抜け 鳥居を前にすると なんとも、これが、すごい、神気漂うとはこのことか、という これまで体験したことのないようなオーラです。 一生に一度はと、2千年もの間に日本人が信仰した 聖地のたたずまいを目の当たりにできて 思わず「ありがたい!」とかみ締めずにはいられない。 いやおうなく、波動があがってしまうのを体感します。 実際この朝は東京からは想像できないほど寒かったのですが 私の手足はどんどん暖かくなって高速バスの疲れも忘れて 目を見開いてお参りしていました。 そして外宮参拝が終わると、名古屋で朝マックを食べてほどなかったのに べらぼうにお腹が空いてしまいました。 もうへらへらになるくらい。 でも外宮参道には、ものすごい廃れっぷりのお食事どころが 開いているのかすらわからない状態で軒を連ねており これはせっかくのご威光がしぼんでしまいそうと ぐっとこらえて内宮へ向かいます。 内宮の参道は、おはらい町という古き時代の景観が保たれた アメイジング・スポット。 立ち食い・立ち飲み、食道楽の天国みたいなところです。 立ち食い屋台の食べ物ってだいたいどこも同じだけど この町では、伊勢海老ほたて牡蠣干物、松坂牛と グルメにたまらないおいしいものばかりが売られています。 日本酒、濁り酒の立ち飲み処も酒蔵直営だったりして それはもう、質が高いのです。 話題の赤福の本店もこの通りにありました。 とても残念なことです。 お伊勢さんのお膝元であんなこと、よくできましたな・・と思ってしまいます。 観光客の目を盗むように、裏口の小さな木戸からささっと入っていく 関係者のうしろ姿を目撃してしまいました。・・・ さて、内宮は・・というか、もうそのあたり全体が きらきらのオーラに包まれて 本当に美しい。 寺めぐりも好きですが 神道って、特に神宮は、本当に底抜けに明るく 桃源郷でした。 神宮のお社はこれまで見たことのない様式で建てられており その影から卑弥呼のような女性がすっと出てきてもおかしくないような 女性のエネルギーを強く感じました。 アマテラスさんが女性ですから当たり前かもしれません。 いづれにしても、普段見慣れている神社の雰囲気や これが和だな、と思っていたイメージを覆される なんとも土着的で率直で力強くあったかい それでいて威厳と眩しいようなまっすぐな輝きを感じる建物です。 日本人のルーツはこんなかぁ・・と 日本人観までが変わるような気がします。 いらぬ想念が入り込んでいない 神々しさに包まれることができたきがします。 まだの方は、いってらっしゃい