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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

闇の子供たち(ネタバレします)

この世には 死んだほうがマシ、ということがたくさんあるのだということを 思い出した。 かつて私は、この恵まれた日本に生まれながら 何度となく、死んだほうがマシ、という思いに叩きのめされ 死ねない自分を見るにつけ まだ死ぬには何かが足りないのだろうと思っていました。 そんな時思うのは 死ねもしないくせに 死んだほうがマシ、だなんて 思うことが許せない。 だったら死んでみなよ、今すぐ! そして、死についてあらゆる想像をしていました。 死について想像する元気があると なかなか死ねないものです。 映画としては 全く好みでないし 正直だっさくて 特に桑田くんの主題曲とのマッチングは 最悪。 あまりに予想通りだったので なるべく無視しました。 江口さんの演技もかっるーくて ラストはあまりに唐突にとってつけたようで 何が起こったのかしばらくわかりませんでした。 きっと彼は誠実にできる限りの仕事をしたんだろうけれど まったく説得力を感じられなかった。とても残念。 私が一番胸に響いたのは キショクの悪い日本人め! 俺はオマエらを心の中で何度も殺してきたよ! とタイの人身売買の手先が江口さんに言い放つところでした。 他にもあるだろうに 私はそこで そうだ!もっと言ってくれ!というくらいに 共鳴したのです。 なぜなんだろう。 いろいろ答えを考えてみたけど どれもまだぴったりきません。 この映画に目を背けたいところは 特に一つもありませんでした。 実際、フィクションなのかノンフィクションなのか 調べたけどそれすらもよくわからない。 いろいろな評判がある作品ですが ありそうなことだ、と私は感じました。 そうですよね? 世界にはありますよね? そうやって死んでゆく子供たちと 私のいのちは繋がっていますよね? 私はおいしいごはんを毎日食べて 時には自分へのごほうびのケーキを食べる。 こんなもの、生まれて死ぬまでに 一度も食べずに死ぬ子が どれだけ地球にいるんだろう? 私はいつもそう思います。 悪趣味です。 だけどそうしなければ 私は今のところ その子たちと繋がることができない。 私はたとえ悪趣味でも 地球のちょっとだけ離れたところにいる子供たちと 繋がっていたい。 最悪な死に方をする子供たちと 最悪な人生をまっとうする大人と できる限りいろんな人たちと。 単なるイメージですが。 そういう意味では この映画は、ある回路を繋いでくれる役割をまっとうしているのかもしれない。 映画館がいっぱいだったことが意外ですが たくさんの日本人が 世界との繋がりを再構築されることを こころひそかに祈ります。


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