頭の中で無意識に再生されている思考や言葉。これらは体験の記憶から来ます。
幼少期の記憶力は大人と比較にならないほど抜群なので、幼少期の体験は、三つ子の魂百までと言われるように尾を引きます。
放っておけば勝手に再生されている思考や言葉が私たちの無意識の選択を方向づけます。
親の因果とはよく言ったと思う。育ちがどうこうは家柄などではなくて、親の心の状態によるものだと思います。
世の中は暴力的な思いや言葉、実際の暴力が蔓延しているように見えます。いつの世もそんなものだったかもしれませんが。
そして更に優しい人ほど心の中にいっぱいがまんをため込んで、それが毒になって言葉や行いににじみ出てくる。また言葉にも行いにも出したくない人は、心の中で自分や他者を攻撃する。その毒を漏らさないための戦いです。
これらのエネルギーが私たちの家庭や社会や友人関係、すべての対人関係に投影されていきます。自分だけががまんしても、この連鎖を破棄することはできません。
あるお客さまの印象的な言葉です。
「放っておくと頭の中がわるくちばっかりなんです」
わかります。私もそうです。そうでした。
その方はとっても優しい細やかな男子です。
そうなって無理のない環境で育たれました。
不幸の連鎖は、断ち切ろうと決意した人にしか断てません。
本当の自分はそう望んでいないのに、なぜこうなってしまうんだろう。
そんな気づきが、私たちを導きます。
からだの言うことを聞くか、魂の声を聴くか。
人生は二択です。
前者は過去を踏襲し、後者は過去を超越します。
やられたからやり返すのか、よきものに置き換えて差し出すのか。
差し出すことでしか未来は変わりません。
未来とは今の連続。過去も今の連続。
今行うことがすべてです。
私の頭の中は、相変わらず過去を再生します。
でも、私はその言い分を信じていません。
雑音の中で、真実の小さな声に集中することを選びます。
そして自分の心が満足するものを、平安を選ぶことができます。
多くの人が、ご自身のための本当の道を選ぶことができますように。
よかったらお手伝いさせてください。
感謝とともに
AZU拝