今日の最新版から、杉山優レポートお届けします。 FBにはもう少し細かい情報も載っているのですが、骨組みからお届けです。 行政の支援物資だけでは行き届かないところに直に届けてもらえる実感はやはり大事です。 良いことも、良くないことも、自分と関係あることとして捉えるレッスンにもなる気がします。 ______________________________________ 杉山 優 1時間前 · Kumamoto熊本県 熊本市 · 広安西小学校避難所13日目 きのうは暴風雨。きょうは暴風。 荒れてました。 先日、 ここ、広安西小学校は 9日の午後から 学校として再開する予定が 発表されました。 避難所と学校の共存が始まります。 学校は教育の場です。 いろんな小学校で 仕事をしてきた身としては 思うことがたくさんあります。 バイタリティあふれる 校長のことだから 被災を教育と結びつけるでしょう。 どんな工夫がなされるのか とても興味があります。 学校と避難所が共存するということは 避難者の生活が 子どもたちの目に触れるということだと 思います。 避難所には 「きょうは午後から時間があるので 何か手伝えることありませんか?」と 声をかけてくださったり、 喫煙所で 避)ボランティアの方も、 タバコ吸ってくれるんで 助かるよ 杉)ん?どういう意味ですか? 避)ボランティアさんが働いてんのに 我々だけタバコ吸えんでしょう 杉)気にしなくていーんじゃないですか? (笑) 避)いや、気にしますよ と、いう方もいらっしゃいます。 この方は脚を悪くなさっていて 歩くのも苦労なさっています。 天使やマリアのように 自分のことは後回しにして、 例えば配られる弁当を 受け取るのを忘れてまで とくに支援が必要な避難者の お手伝いに奔走する方も いらっしゃいます。 子どもたちが こういう生き方を見て学ぶことは 多いと思います。 反面、 ちょっと書くのが怖いけど 書きますね。 ボランティアが 避難者のスペースの回りを 除菌スプレーで拭き掃除しているのに 寝転がってスマホに熱中している 子ども。 自分のスペースから 共用スペースにゴミを吐き出すおとな。 物資が少なくなった段ボール箱に ゴミを投げ入れるおとな。 興味のない物資をぞんざいに投げやって 欲しいものを探すおとな。 ドラマのワゴンセールの光景です。 こういう姿を 子どもたちは目にするんです。 これでいいわけない。 被災して辛いのは想像できます。 でも物資を取りに来ることも ままならず 一度も着替えられずに 1週間耐えている避難者もいます。 天使たちはそういう方たちを フォローしてくださっています。 みなさんからの物資は そうやって活かしています。 ワゴンセールには出品しません。 学校再開後も避難を続けるのは おもに、家が倒壊したり、 倒壊は免れても 水道が断水したまま、など、 帰る家がない方たちです。 学校再開にともなって 避難者の生活スペースも 集約される予定です。 これを機に 避難者の皆さんが 学校で生活するコミュニティとして 新しい一歩を踏み出せることを 願っています。 【行政に頑張って欲しいこと】 杉山は普段から頑張るということばが 好きではありません。 被災地ではなおさら。 ま。これは言い古されたことですね。 でも行政は頑張らないと。 物資管理の担当は 近隣の幼稚園の先生方→ 空白期間(高校生ボランティアのみ)→ 高知県からの応援職員→ 熊本県の職員 と、移り変わって来ました。 私が最初に来た時は幼稚園の先生方と 一緒に働きました。 それ以来、高知県からの職員が 来ていた時までは 改善に改善を重ね どなたが交代でいらしても ある程度、 きちんと運営されていました。 何日か前、 熊本県の職員にシフトしてから ガタガタです。 なにより、 申し送りが全くされない。 おとなのオムツの件も 全く引き継がれません。 個々の支援にシフトしている 私がたまに現れると あんた誰?です。 ま。それはいーんだけど。 そろそろ離脱のタイミングを 測ってもいるので 細かいことは言わずにいましたが 我慢が限界を超えたので 今夜は改めて もう何度もしているお願いをしました。 おとなのオムツのこと。 高校生ボランティアのこと。 学校が再開されるのに合わせて 考えて欲しいこと。 昨夜の担当者にお願いしたことを また全部お願いしました。 昨日、頼んだことが 申し送られてない。 頼んだことというのは せめて、しっかり申し送りだけは お願いします。という内容です。 これができないなんて 考えられない。 時間をかけて 全部話すと、 はぁーいろいろありがとうございます てなありさまです。 何度も書きますが オムツのことは 当事者ご本人の生きる自信に つながる重大事だし、 失敗すれば匂いの問題から 被災者同士のトラブルの種になります。 子どもたちが集まる学校の 衛生管理の問題でもあります。 避難者同士で支えあってる 細やかな支援は 行政にはできないよ。 弱者を支えてるのは まちがいなく、ああやって ボランティアしてくれてる 避難者でしょ? 一緒くたに避難者として できもしない管理をしようとせずに ちゃんと連携して 避難者の代表みたいな人に 立ってもらって 1日30分でも15分でもいいから ちゃんと意見交換したらどうですか? 担当者個人個人に言ってんじゃなくて 町役場の基本方針に いちボランティアが 意見してるだけだから。 ちゃんと上にあげてね。 いまこの現場を担当してる あなたが、ご自分の実感として 問題にしてください。 問題だと思わなくても 問題だということはわかるでしょ? おしなべて住民から苦情がこないように 腐心することより、 できないことは ボランティアと連携してでも、 「弱者を守る」のが 行政の責任だと思いますけど。 またやっちゃいました。 でも、にこやかにおだやかに。 (笑) きょうはある方の誕生日でした。 買っちゃった(^^)
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杉山 優
5月3日 22:48 ·
【オトナのオムツ】
避難所では女性の生理用品も
子どものオムツも
オトナのオムツも
みんな集積されて
必要なものがあるときは
そこに取りに来ます。
生理用品の整理とレイアウトは
頼れるJKが完璧にこなしています。
前述のとおり。
子どものオムツは
杉山でも対応可。
今度、避難場所にオムツを送るときは
思い出してください。
●新生児用、Sサイズはテープタイプ
●Mサイズはテープとパンツタイプ半々
●L、ビッグはパンツタイプ。
これが基本だと思います。
全て男女兼用。
さらに忘れて欲しくないのは
ビッグより大きいというサイズ。
もちろんパンツタイプ。
これでも
8種に仕分ける必要がありますが、
8つなら可能です。
他はいらないのか?
需要はありますが
8つで全てに対応可能。
避難所で贅沢言わないでください。
さて、本題のオトナのオムツ
需要はあります。
でも気恥ずかしさから
さっと来て、
パッと受け取って
袋ちょーだいといって
そそっと帰っていきます。
裸で持ち歩きたくないんです。
そりゃそうだ。
できる限り袋に入れて渡しています。
取りに来られる方は
使い方を知っていて、
いつも使っていらっしゃるのだと
思っていました。
甘かった。
避難所でのストレスや、
揚げ物だらけの弁当など
食生活の変化、睡眠ストレスなどで
避難所にきて始めて必要になる人が
ほとんどだそうです。
使ったことないから
キチンとした使い方を
知っているはずが
ありません。
使ってみても失敗してしまう。
そのストレスは計り知れませんよね。
俺だったら人格変わっちゃいます。
尿漏れパットを渡していたとき
ある方が
こうやって渡せ
と、使い方を
レクチャーしてくれました。
レクチャーされても
最初はほとんど頭に入りません。
オトナのオムツにも
サイズ
テープとパンツ
男女用
さらにパッド
これにも2回用から6回用まであります。
さらにワイドパッド。
なにがなにやら混乱するばかり。
でもちゃんと理解できました。
さすがプロです。
m(..)m
避難所へ来てから
オムツが必要になる方は
ほぼ100%の方が
尿漏れパッドください
と、いらっしゃいます。
言われた通り渡していました。
ただし、6回用は車椅子の方優先。
トイレに行くのが大変だから。
このくらいは3日もやってれば
機転をきかせられます。
話が逸れた^^;
レクチャーを受けてからは
パッドを取りに来た人には
レクチャー通り話します。
覚えてしまえばかんたん。
みなさん、へーと言って納得して
パッドとリハビリパンツを
持って帰ります。
リハビリパンツとは要するに紙おむつ。
初めて使うときは
抵抗があるであろうことは
容易に想像できます。
でも笑顔で持って帰ります。
何度も取りに来るのは
気はずかしいだろうから
大袋のまま。
パンツとパッドのデカイ袋を
両手に提げて帰ります。
自信がなくて不安だから
隠したくなる。
でもちゃんとした使い方が
わかれば、自信がついて安心できる。
気持ちが楽だから恥ずかしくない。
正しい知識は
本当に必要だと感じます。
体育館のど真ん中で延々と
下の話をすることもあります。(笑)
ホントに大変なときの
奥の手も教えてもらったので
それでも不安だったら
こうやって!
それでもダメなら
こんなテもあるんだって!
だからまずは
そのパターンで試してみてください!
ありがと。やってみる(^^)
ってなったりします。
ちゃんと教わってよかった。
ありがとうございました。
m(..)m
ご想像の通り
レクチャーしてくれたのは
天使とマリアです。(^^)
みなさんに頼んで送って頂いた
お年寄り用の下着類。
このお二人に託して
必要なお年寄りに手渡して頂いています
一人分ずつ小袋にいれて
無理しないでね!とか
メッセージをそえて。
(^^)
みなさんからの気持ちは
こうやって被災者の手に
渡っています。
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