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中心が目覚める時

私が社会とどう関わっていくかを真剣に考え始めたのは 高校生の時です。 とにかく早く自立をしたかったので ものすごく悩みました。 初めてアルバイトというものをやってお金を稼いだのは 高1でまだ15歳でした。 狛江のロイホです^^ 夏休みに目いっぱい働きましたが 本当に向いていませんでした。 おこづかいほしさにやったわけではなくて 自分試しだったのですが 達成感はなく、不安のほうが大きくなりました。 私はもしかして、ふつうのことがすごくできなくて苦手かもしれない・・ 今振り返れば特にダメだったわけではありません。 店長にも買われていて 辞める時なんて引き止められて けんかぎみに無理やり辞めた感じでした。 でも自分的にはとても無理がありました。 とにかくずっと緊張していて 家に帰ると疲れ果てて居眠りして そこで仕事の続きの夢をみて 「しまった!ステーキナイフとフォークに取り替えるの忘れた!」 と、ものすごくドキッとして目が覚めるのが毎日でした。 楽しかったり嬉しかったり活き活きする場面はありませんでした。 私は学校では長のつくものはなんでもやりたいというくらい 活動的でかなり目立つ子で ある意味非常に頭のいい子でしたしプライドも異常に高かった。 自分の培ってきたものも 何一つ役に立っていないように感じられました。 だから 労働ってものすごく大変だ。 しかも少しのお金しかもらえない。 こんなの私一生ずっとなんてできない。絶望。 と思ってしまったのです。 大学(演劇専攻)に入ってみんながバイトするお年頃になっても 恐ろしくてなかなかできませんでした。 先輩や仲間みんなと単発でやるイベントなどの仕事が精一杯でした。 大学のころはもう、女優で食べて行くしかないと決めていたので 早く売れて、バイトしなくて済むように、と必死でした。 大学を出て家を出ましたが 私は社会性のなさを発揮しまくり 芝居をやっていて ものすごくお金がありませんでした。 芝居をやるとお金がなくなり お金がないと芝居ができない。 家賃も払えない。交通費もない。ご飯も食べられない。 だいたいバイトを目いっぱいやったって 生活費にも足りないし 第一芝居やる時間もエネルギーもない。 結局なんにもできない。もう死んだほうがまし。 どん底でした。 高校1年生から10年が経っていました。 大学で芝居と出会って一旦は息を吹き返した私でしたが 結局私が生きる場所はこの世にはないんだ、と思っていました。 10年かかって自分が築いたものは この世には皆無だったからです。 子供のころの輝かしい、美しい心を持った自分はなんだったんだろう。 舞台に立ったときのあの自分の力とは思えないほどのパワーや 自分が魂そのものであるような実感を私はどうやって諦めればいいんだろう。 こんな人生を送るために生まれてきたんじゃないのに。 あのころの私は本当にかわいそうです。 本当にみじめ以外の何者でもありません。 今思えば、家を出て大人になったつもりでも 子供のころの不安や愛の不足が猛威をふるって 現実世界に反映されまくりでした。 で、27歳になった日のことです。 その時私は、大学の先輩に誘われて エステティシャンの研修を受けていました。 いわゆるエステではなく 自然治癒力から発想したユニークなものでしたが 別段それに興味があったのではなくて その先輩とは劇団でも一緒で 女優として尊敬していた人だったから ほぼやけくそで誘いに乗ってみただけで それもやっぱり違和感があったので もう辞めようと思っていました。 (実際すぐ辞めました) その帰り道、恵比寿の駅前に本屋がありました。 私は誕生日でそこへ通う交通費にも困るほどで 無駄なことをしている自分にうんざりしていました。 だけど、今日だけは自分にプレゼントしよう。 なぜかふとそんな気持ちになって まっすぐに本屋へ向かって行きました。 そして一度も立ち止まることなく ある本の前まで行き 一度も考えることなく 一冊の本を手に取ったのです。 まるで、すべてがあらかじめ決まっていたかのように。 そこにはエドガー・ケイシーの人類を救う治療法と書かれていました。 27歳の乙女の誕生日プレゼントにしてはなんて色気のないタイトルなんでしょう。 でも私は手に取った本をぱらりとめくってみて これに間違いない、と確信し 他の本には一切目もくれずに それをゲットして本屋を出たのです。 それが、私の3次元の格闘との決別の日でした。 私の「意識」が息を吹き返したのです。


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