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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

幻想と愛

フィーリングを感じることがどうして重要か、というと 私たちは感じたことを無意識に処理してしまっているんです。 例えば、あの人なんだか不機嫌だな、という場面に出くわしたとき やだな、とか、こわいな、とか、 もっと言葉にならない何かしらの抵抗を感じているはずです。 それで、なんかそばに寄らないことにしよう、と距離をとってみたり(逃げる) こっちも不機嫌バリアを張って傷つかないようにしたり(戦う) 余裕がないから気づかない、というふりをしてみたり(無視する) いろんなやり方で処理をします。 どれも、外敵が来たときに、本能的に身を守る反応です。 でもそれだけだと、なんとなく罪悪感みたいなものを感じるので それに理由をつけてみたりします。 そしてなんとなく相手が加害者で自分は被害者という形になるような理由が見つかると 少し居心地がよくなったりします。 思考による理由探し、原因探し、みたいな感じです。 一見この中に多くのフィーリングを感じてるようですが 実はよくよく検証すると内なるフィーリングにはなるだけ触れないように処理しています。 やっているのは、本能的な反射と思考による正当化だけで 本当はそこに何を感じていたか、内側でどのようにエネルギーが動いたのかについては ほとんど感じていないのです。 そうすると、私たち人間の営みというのはどうなるか、 常に外的な刺激と反射、思考での処理というループの繰り返しになります。 これでは本来の創造性、根源のエネルギー、真実の自己からは切り離されたままです。 あの人不機嫌そうなだぁ、というところから 内なる問いかけを始めることで そのループから外れる動きが始まります。 それを目の当たりにした私は、何を感じているのか それによって内なるエネルギーはどう動いたのか。 胸がちょっと縮こまりましたか、広がりましたか。 胃のあたりが重たくなりますか、爽快ですか。 背中が硬くなりましたが、のびのびとしましたか。 その結果、気分はどうでしょうか。 さらに、本当にそうなる必要が私にはありますか。 あの人は私を攻撃しましたか。 私は彼に攻撃を受けましたか。 ノーだとすれば 私は架空の敵と戦ったり逃げたり、無視したりしています。 私が戦っているのは私の中にあった、架空の敵です。 その敵を、たまたま、あのちょっと不機嫌な彼に投影している、ということなのです。 これが、世界は内なる世界の投影であるという意味です。 不機嫌な彼は、ただ、今気分が悪いのです。 彼に架空の敵を投影するのをやめて自由に、そのままにしてあげること それがエゴの解体であり、愛です。


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