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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

現実を変える

現実って一見厳しいけど、向き合おうと決めた瞬間に優しくなる。向き合う決意というのが次の現実を作り、ものごとの変化を形作っていきます。現実は創造物。創造に参加しないと満足のいく作品は作れない。と、これまでの人生で学びました。

通常、現実と呼ばれているものは、内側から出てきた映像が周囲に投影されているものなので、私たちが創造しようとするならその映像を作っている内側に戻らなくてはできません。

創造は最初の段階としてはまず、この映像をもっとよく変えたいな、とか、どうしたら変えられるのかな、という気づきから始まるでしょう。

次にするのは多分、この映像に向かって働きかけること。映画でいうなら、スクリーンに向かって力を加えたり、つまり押したり引いたり叩いたり、説得したり、或いは整理したり、理論付けたり。整理したり理解したりするので、少し良くなったり、進んだ感じがするかもしれませんが、これはとても骨が折れます。

これを繰り返していると、だんだんと不満が大きくなると思います。同時に自己の無力さ、この世の不条理さにがまんがならなくなるでしょう。このまま生きていくのに対して不安や悲嘆、恐れと怒りが、実は少しも解決されていないことに気づくことでしょう。いくら生活が楽になっても、社会的に成功しても、世の中で価値あると言われているものがいくら手に入ったとしても。3次元的な解決法に絶望すると、人間はようやく内側へ向かう気になるかもしれません。

さて、そこまで遠回りをしなくても、内なる導きを感じるとこのできる現代の魂である皆さんはうすうす、気づいているかもしれません。この人生は魂が見ている夢で、その夢は私たちの内なる創造主とともに自らが作っている。その創造のやり方には少しコツがある。それには気づきと立ち位置が重要で、作業方法は、いらないものをどんどん手放す、赦すことである。そしてもっとも大切な真の自己というものをみつけてそれとともに進むことだ、と。

内側に入っていくやり方は、何千年も前から人類に提示されていました。瞑想というのがそれです。でも私たちは生存競争というゲームがあまりに過酷で、肉体を生かすことに必死でした。ですから生存競争から解放された人も、まだその感覚の記憶の残像によって、競争という観念が消えません。他者と比べ、他者に勝ること、他者より強靭であることが存在価値だと無意識に信じてしまいます。

その無意識であまりに当然だと受け入れている価値観をベースに世界を見ています。平和や愛、優しさを本当は奥底では求めているのですが、それをどう物理次元に創造していいかわっていません。それでまた古いやり方に戻っていってしまいます。わかりやすく、前例のあるやり方で幸せを目指します。もしかしたら、もっともっとずーっと勝ち続ければ、強ければ、それが得られるかもしれない、と、ささやかな理屈と慰めとともに。

ですが、私たちの魂は、神のやり方へと前進します。いつか私たちがエゴの恐れを超えて、神の愛の中へ飛び込み、そのやり方をいつでもマスターできる準備がこの宇宙にはあります。

私は、世界が変わるには一人一人の潜在意識の記憶が癒されることに尽きると思っています。癒されないと私たちは古い記憶の残像によって自動的に反応して、その反射と反動から選択をします。無意識に、過去を反芻してしまうのです。また、真実や現実を受け入れたり信頼するというスペースが足りません。敵に攻撃されるのを恐れて、先にやっつけるか、またはやり返すか、抵抗して防御し続けるかという反射を繰り返します。癒しというのうは、とても具体的に、受け入れることが可能になった状態であり、愛の法則を信頼できることであり、一見奇跡に見えるその法則を自己のものとして創造できるようになることです。

それができている人が地上にその法則によって生きることを始めると、人を恐れさせるものが軽減し、共有という連帯が可能になります。そのとき人間の創造による成果は爆発的に飛躍するでしょう。地球上をまかないそれを上回る豊かさで包まれることは容易に想像できます。

実際に、例えばアフリカではどうして私が子供のころからずっと、食べ物や水がない、危機的状況があちこちに起こるのでしょう。その飢えと危機が何十年も続き、世代間を引き継がれているのはよく考えると不思議なことです。その理由のひとつは内戦です。人が破壊にエネルギーを使うことで多くの創造力(生産能力)は奪われます。90年代にNHKのドキュメンタリー番組で、12歳で兵士としてスパイ活動をしていて両足を失った女の子の吹き替えをやって、そのセリフが「この国は本当はみんな働き者でいい国なのに、戦争があるたびに貧しくなり貧困から抜け出せない。どうしてこんなことになるのか不思議なんです。前に進めないんです」でした。日本が飢えていたのも戦争によって多くを奪われたからです。でも多くの偉い人は国内外の軍事費用を支払うことで日本国家の豊かさが存続できていることに気づかないのはばかだ、という風に誘導します。つまり貧困を恐れて戦う(強くなる)というのがその言い分です。でも、実際には戦いこそが貧困を作っています。奪い合い、つぶしあうという競争原理が。本当にこんな過去の遺産を早く清算したいと思う。したいと思うから、私は瞑想し、自己を浄化する。その意識世界への取り組みは、あまねくいきわたる宇宙意識とつながり働くことができるからだ。私が世界に対して不満を持って誰かに訴えるよりもはるかにはるかに有効だと知っているからだ。

自己の恐れと分離という隔たりを癒し統合する。一つなる意識を体験しそこに感謝し願い委ねる。愛という法則による創造のコツはこんなことだ。大変そうだけど、今から私が国会議員になるよりはうんと簡単だと思うしこの法則は誰にでも本当は優しいのだ。


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