前回の記事より「代用品で自分を満足させてはいけない」。
なるほど。では代用品とはなんだろう。
自分は遠慮ばかりして本当に欲しいものを人に譲っていつも我慢してきた。自分の幸せを妨げている原因はそれかもしれない、だからこれからは一番欲しいものを受け取ろう、というふうに思うかもしれない。
しかし本当に欲しいものとはなんだろう。
心の仕組みを紐解いていくと、人の欲求はほとんどの場合潜在意識に刷り込まれている習慣に基づいている。その基準そのものが習慣なのだから、欲求は習慣を助長するものであって自分を本質的には変えない。
もちろんそういう取り組みが自分を変えるきっかけにはなりうると思うけれど。
私たちの欲求の根底にあるのは「承認欲求」だ。
多くのものを手に入れてもそれが満たされなければ満足はしない。
そして承認欲求を根底的に満たしてくれるものは、愛(愛情)しかない。
あらゆるセラピーにおいて、そこに基づいていない方法はその場しのぎに過ぎない。
そして更に、その根底から満たす愛を他者や周囲のことがらや環境から得ようとするなら、それは恒久的に満たされない。外側から得ようとするなら、その求めているもの自体が代用品であるということだ。
古い習慣を手放し新しい習慣を身に着けるなら、内なる神と真理と愛一択にすることをお勧めする理由は、自分を根底から満足させるほんものは、自己の内側にあってそれしかない。それは求めた人の全てに与えられるし、求めないなら探すことすら思いつかないような奇跡なのだ。
あらゆることに優先してそれを求めるなら、それ以外の望みはすべて満たされるか不要になってしまう。つまり完全がそこにある。
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AZU拝