幸せを選ぶともれなくついてくるもの

みなさん、こんにちは。

信州諏訪、岡谷市にて心のセラピストをしています。

この仕事は23年目になります。15年ほど、専業です。

東京都出身で40歳で結婚。

42歳で夫婦で沖縄に移住。

55歳で沖縄からここに来ました。

ブログは2002年に書き始め、21年経ちました。

ここには2006年からの分が記してあります。

なんとなく、備忘録的に振り返ってみました（笑）

スピリチュアルという言葉がまだ世の中で知られていない頃からスピリットで生きていました。それ以外ではうまく生きられないことを高校生の頃から感じていました。

担任の先生に勧められるままに指定校推薦をもらって、玉川大学の演劇専攻に合格しました。

演劇科（芸術学科）のある学校は今よりずっとわずかでしたが、希望はしていました。

高校在学中にどんどん成績が下がり受験期にはもはや進学の道すら危うく、前半の成績の貯金でなんとか推薦の枠をもらえました。

ぼんぼんお嬢学校のイメージがあるそこは自分にはふさわしくないだろうと勝手に思っていたので、まったく乗り気ではありませんでしたが、

父（舞台役者から声優になった人）はどこかの劇団や養成所に入ることを勧めず、まず大学で学びなさいとだけ言いました。

母は中学で演劇をやり、児童演劇で有名だった玉川学園の演劇部を知っていて、乗り気だったと後からわかりました。

入試は家族面談の、母のおかげで合格したと思っています。

当時はかなり苦しい毎日を送っていました。

人は苦しむと、何もかもをダメにしていく力を持っています。

追い込まれているとしか思えませんが、起こっていることを解釈し、そこに力を与えているのは自分です。

このことを知るために、自分の人生があったのだと今では思います。

すべての人には、幸せになるための奇跡の道が用意されています。

これはキラキラ的思想でもものごとの希望的側面でもありません。

幸せになる道を選ぶことは、人間の義務のようなものだと私は思っています。

そのことはもうずっと前にこのブログにも書きました。

自分を幸せにする道こそが、あらゆる体験、あらゆる学びを意味のあるものにします。

その道は宇宙全体の調和に則していて、道すがらの人との関わり、出来事を生きた聖典に変えます。

そこにのみ、愛が実在するからです。

先日来てくださった大学の先輩がくださった言葉を記させてください。

「『幸せ』イコール『心の平安』と定義するならば、なん人たりともその幸せを脅かすことはできない、とわかったの。」

私は幸せについて、こんなにシンプルに語られたのを聞いたことがありません。

しかもその言葉は静かな確信に満ちてその人の内から語られていました。

私も長いこと、幸せを望みつつも心の平安を心から望めずにいました。

つまり平安以上に、得なければ、証明しなければならないなにかが、それがなんなのかわからないままにいつも心にあるのです。

人はその内なる欲求の答えを探し求めて旅をしているのだろうと思います。

どこに行ってなにをすれば心を満たせるだろう、

なにを得られれば満たされるだろう、と。

しかし心は、何かをすることでも得ることでも、満たされることはありません。

心が渇望しているのは、本当の自分を知ることです。

本当の自分というと、ここでまた誤解が始まります。

本当の自分は、どこでなにをしたいのだろう、と人は考えるからです。

どこでなにをするのが本当の自分にふさわしいのだろう、と。

他の人と比べてどんな特性があるのか、なにに向いているのか、いないのか。

隠れた才能や伸ばすべき能力。

他者には使えない特別な力。

スピリチュアルと言われているものでさえほとんどが、そういう「自我の特性」を探究しています。

スピリットというのは、ひとつであるものです。

ひとつであるということは、その内部にまったく違いが無いのです。

この世界は、違いによって立ち上がって見える幻想です。

色の違い、光線の違い、質感の違いが無ければ映画の画面にはなにも浮かび上がってきません。

心の平安は、違いを見ている限り常に脅かされます。

隣を見て背伸びしたり縮こまったりして調整をしています。

常にそんな調整をしています。

そうやって周囲に調和しようとしたり、競争しようとします。

そのどちらにも平安はありません。

そのうちに、怒りがわいてきます。

これは本当の自分ではない、なぜ本当でいさせてくれないんだ、と。

そこを飛び出して新しい世界へ行っても、そこでまた新たな調整が始まります。

新しい世界はあっという間に色あせてしまいます。

人と比べなければいい、という人もいます。

でも実際は、壁を作り自分をそこに収めているのです。

自分、という鋳型を作り、誰にも触らせないようにするのです。

いつか窮屈になります。

そしてそこからの出方は更に難しいものです。

心という存在である私たちは、外側に自分の本質を見つけることはできません。

私たちはいつも、無いところに探す旅をしています。

これは心なのか、からだなのか、内なのか外なのか、そんなことすらわからず混乱しています。

心には明確な仕組みがあり、領域があります。

次元があり働きがあります。

在るところに見つけるべきものを探せば、それは見つかります。

真の自己を内側に見つけることだけが、恒久的な平安です。

なぜなら真の自己は不変で無限で創造性と愛そのものだからです。

私たちは自己の本質にのみ安堵し、満足することができます。

そしてそれを比べたり競うのではなく、持ち寄り分かち合うのです。

私たちは自我のやり方か、真我の道か、どちらかを常に選ぶことができますが、殆どの場合自我のやり方を無意識的に無条件に選んでいます。

それが自然で理に適っていると感じられるからです。

潜在意識に刷り込まれている「肉保存」の目的が放棄されるまでは、理性がそれにいくら抗っても勝つことはできません。

理性を顕在意識、無意識の自我を潜在意識とするなら、前者対後者は１：１００（万）という力関係にあるからです。

潜在意識の探究では当初こんなふうに教わりました。

「ゆえに、潜在意識が勝つ。ならば潜在意識を望むように変えようではないか」

一見正しく思えますが、でもそうはなっていないのです。

私たちの理性はとてもちっぽけで力がありません。

潜在意識の膨大な記憶と反射=投影の威力の前に非力です。

いくら決意しても、感情や感覚に飲まれてしまいます。

ではどうするのか。

再構築されるまでは、理性は二元性によって判断します。

善対悪です。

その基準は、自我の知覚に基づいています。

快か不快か。その肉にとって安全か危険か、です。

しかし真我、つまり真の自己はこう判断します。

愛か、それ以外か。

そして、それ以外のものを真我は知覚しません。

つまり、愛しか存在していません。

潜在意識は肉体が自分であるという意識です。

真我は本当の自分そのものです。

本当の自分は愛だけを知覚します。

私たちの顕在意識を真の自己とつなげる、つまり真の自己を知覚するものにつなぎなおすことが、自我のやり方ではなく真我の道を選ぶ方法です。

それが本当の自分を選び表す道です。

潜在意識は、単に体験の記憶の貯蔵庫ですが、自我はこれを肉保存のため、自我実現のため、承認欲求を満たす目的に使ってきました。

真の自己に在る真の目的を私たちの顕在意識によって選ぶことで、この目的は維持することができなくなります。

二つの異なる目的を同時に保持することはできないからです。

理性とは、真我の知覚経路であるはずなのです。

このような仕組みは自分とは関係ない世界のことのように聞こえるかもしれませんが、私たちはこのような存在であり、この世界を作っているのは私たちです。

そして日々、毎瞬、選択をしています。

自我か、真我か。

自我の選択の中には無数の選択肢があるように見えますが、驚くべきことにどれを選んでも、自我の範疇であることに変わりがありません。

移り行く景色を同じ座席に座ったまま眺めているようなものです。

この座席に疑問を持ち、本当にふさわしい座席に戻ることが、幸せへの道の一歩になります。

それは世界中のどこを探しても見つかりませんが、内側に心の目を向ければいづれ見つかるものです。

私のすべてのセッションはこのような意識の仕組みに基づいた、とても現実的な幸せの探究です。

人ひとりが本当に幸せになることの偉大さ、壮大さを、痛いほど感じています。

それは人が自分という尊いひとりと向き合おうとする瞬間に始まります。

私たちはその道を行くために必要なすべてを与えられます。

ですから、自我の力で必要をかき集めるのではなく、魂が進みたいように、魂に任せることに少しの勇気を出すのです。

それは孤独ではなく、喜びの道です。

道すがらのすべてが輝き始めます。

ですからうんと先の結果を求めず、今求めてください。

今すぐ幸せから始め、幸せな自分にふさわしい道を歩き始めてください。

ゴールは、二度と揺らがない、完全な幸せです。

そこには愛する者すべてがいます。

それを人は天国と呼びます。

◎７月のオンライン瞑想会スケジュール

◇期日　第10回・3日㈪　　第11回・19日㈬　午前11時開始です。

◇開催時間　90～120分（ご参加の人数によります）

◇オンラインツール　zoom（事前にe-mailでリンクアドレスをお送りします。スマートフォン、パソコンなどでご利用になれます）

◇ご参加資格　瞑想、或いは自己探求、心の仕組みにご興味のある方。経験者、未経験者どなたでも。対話にご参加いただける方。

◇定員　1名～10名さままで。

◇内容　誘導瞑想とシェアリング、質疑応答。進行と誘導瞑想はRUACH［ルーア］心のセラピストAZUが担当いたします。お話やコミュニケーションに気が進まない方でも、ご無理なく楽にご参加いただけるよう配慮します。みなさんが分かち合える範囲で分かち合っていただければ、それが大きな実りに導かれると確信しています。

◇ご参加費　3000円（お手数ですが、お振込みをお願いいたします。リンクアドレスともにお振込み先をお知らせします）

◇お申込み　e-mailまたはSNSのメッセージまたは、公式サイトからWhatsAppでお願いします。e-mail　ruach(アットマーク)live.jp　Instagram　FB Twitter　　

◇お申込み締め切り　定刻の前日20時までです。お申込み、お問い合わせも、お待ちしています。