私たちを葛藤させ苦しめるものの正体は自我だとわかっていても、なんとかして自我を残しておきたいと私たちは願う。
うまく付き合う方法が知りたいと考えている。
自我は悪者ですか?という問いかけに真理はなんと答えるだろう。
なんとかして自我が安心する答えが聞きたい、と、自我を生きる私たちは求めている。
自我は無いと真理は言う。
自我は悪者か、という質問は、在ると言うことを前提としているから、これはまるで誘導尋問のようだ。
でも自我はそういう類の質問を繰り返し、神の子を誘惑する。
私たちは肉か霊かのどちらかである、と真理は言う。
私たちの意識が自己を肉と見なすか、霊と見なすか、ただそれだけだと言う。
心が平安な時、私たちは霊を選ぶだろう。
不穏な時、肉を守ろうとし攻防する。
不穏な時こそ霊を選ぶことができたら私たちは救われる。
日常のちょっとした波立ちであっても、私たちは肉を選び、肉を脅かす相手に対してイガイガを放ち心を閉じる。
私たちはこれを行ったり来たりしている。
だからそこだけを見れば、私たちは半霊半肉の存在だと言えるかもしれない。
そういう表現は一見正しく見えるかもしれない。
でもその認識は結局のところ、自分は肉、時々愛。
愛が付随した肉が自分だと見なされている。
そんな存在同士が触れ合って、果たして平安があるのだろうか。
たまたまやってきてあっという間に消え去る平安を信用できるだろうか。
いつ突然消え去るかもしれないものを愛と呼べるのだろうか。
今はどうか知らないけれど、一時期多くのお母さんが「毒親」になることをとても恐れていた。
毒親ってなんだろう。
全き悪が毒親なのではない。
肉時々愛。しかしその切り替わりは不定期。
これが毒になる親の定義と言えると思う。
時に愛で子供を信頼させておいて一貫しない基準で愛でなくなる人。
実際のところ、子供の安心を奪い、親の意に沿うように子供を訓練する結果が、アダルトチャイルドを生み出す。
しかしこれにまったく当たらない人はいるのだろうか。
いないと思う。
親の中に見え隠れする愛のようなものを子供は手がかりにこの世を進む。
でももし親が、自我ではないもっと大きな何かに自分を委ねるなら、子供はそのもっと大きな何かを通して自分を、世界を見ることができる。
親が自我の判断を子供に与えるのか、それとも自分も子供も、共に神の子であって、共に神の愛の中に育まれるものと見るのか。
私たちの意識は、その違いによって違う世界を創る。
とても単純だと思う。
私たちは自分の習慣化された基準によって周囲を判断する。
それが肉のやり方だ。
どんな善人でも悪人でも同じ。
愛はそこには不在だ。
自我はそこにもわずかに愛はあると言いたい。
でも首尾一貫しないものの中に愛はない。
恒久的でないものの中に愛はない。
そして死首尾一貫し恒久的なものの中に平安がある。
首尾一貫し恒久的なものは、私たちの内側に備わっている。
しかしそれを永続的に体現することは私たちにはできない。
その不完全さを超えて愛し合うために、神は赦しという使者を私たちに与えた。
赦しはこの世の裁きに使うものではない。
裁いたのちに赦すのではない。
この不完全な世界、誤った認識によって分断された世界を一つのものとしてつなぎなおすためにそれはある。
赦しなしに私たちは完全であるものつまり神、愛、真理を思い出すことはできない。
ゆえに解脱も完成も勝利も達成もない。
私たちはそれ以下のもので決して満足できない。
満足できないことだけは恐らく誰もが容易に知ることができる。
だから奪い続け、または隠し、逃げ続ける。
赦すということは、過去を取り消すことだ。
過去に自我が作った判断を覆すことだ。
それ以外の方法で今にいることはできない。
距離、分離の壁が見えない時、私たちは一つとしてつながっている。
自我は距離と分離を奪われることを恐れている。
そこしか居場所が無いと知っているから。
しかし分離も距離も壁も内側に作られたものが外に投影されているだけだから、
それは内側の赦しによって取り消される。
心はひとつの中にあり、私はすべてに影響し、すべては私の中にある。
そのことをどうしたらわかるのだろうと考える必要はない。
それは本当に本当に、そのまま真実であるから。
ただ赦すことを許可すればいい。
神が直接あなたに授けた赦しの使者がそれを行う。
本当に本当にそれが真の仕組みなのだ。
自我はない。それは私ではない。
自我にはなんの影響力もない。
だからなにも変えられない。
私から奪うことも脅かすことも、
私に与えることも創造もできない。
幻はいずれ崩れ去り、その後にはただ愛だけが残る。
そしてそれが本当の私自身である。
恐れるな。
なにも恐れずにただ真実であれ。
脅かされるという幻想を見た時にはただ赦しを発動させよ。
真実でないものは真実ではなかったという姿を眼前に表し、そして消え去る。
◎7月のオンライン瞑想会スケジュール
◇期日 第10回・3日㈪ 第11回・19日㈬ 午前11時開始です。
◇開催時間 90~120分(ご参加の人数によります)
◇オンラインツール zoom(事前にe-mailでリンクアドレスをお送りします。スマートフォン、パソコンなどでご利用になれます)
◇ご参加資格 瞑想、或いは自己探求、心の仕組みにご興味のある方。経験者、未経験者どなたでも。対話にご参加いただける方。
◇定員 1名~10名さままで。
◇内容 誘導瞑想とシェアリング、質疑応答。進行と誘導瞑想はRUACH[ルーア]心のセラピストAZUが担当いたします。お話やコミュニケーションに気が進まない方でも、ご無理なく楽にご参加いただけるよう配慮します。みなさんが分かち合える範囲で分かち合っていただければ、それが大きな実りに導かれると確信しています。
◇ご参加費 3000円(お手数ですが、お振込みをお願いいたします。リンクアドレスともにお振込み先をお知らせします)
◇お申込み e-mailまたはSNSのメッセージまたは、公式サイトからWhatsAppでお願いします。e-mail ruach(アットマーク)live.jp Instagram FB Twitter
◇お申込み締め切り 定刻の前日20時までです。お申込み、お問い合わせも、お待ちしています。
個人セッション、個人講座も随時承ります。
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◎ヒプノセラピー(インナーチャイルドワーク、前世療法、ハイヤーセルフ)
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心のセラピストAZU