人は自由を望み、自由を恐れる。 普段意識しなくても、エゴから本当に自由になった人を除けば 人は不自由さ(壁、ブロックと呼ばれるもの)を心の中に持つ。 それに阻まれると人は 愛や、幸せ、平安を自由に、完全に感じられなくなる。 それで、もっと幸せに、なれるはず、と感じる。 では、あなたに存分に愛や幸せや平安を感じさせるのを阻む 壁を取り外しましょう、というのが さまざまな心理療法やエネルギーワーク、ボディワークなのだけれど そこで人はおもむろに、あろうことか 変わることを恐れるのです。 変わることを恐れるのは エゴの抵抗の得意技なので 仕組みがわかれば多少しり込みしても やっぱり飛び込んだほうが 今よりいいんだ、とわかるはず。 飛び込む以前にああでもない、こうでもないと考える知覚は すべて幻想なのだと言うこともできる。 例えば前世療法の目的はなにかというと 魂が学びを終えた過去の肉体の想念の 幻想的な影響とさようならすること。 あなたの前世は偉いお坊さんで…と言われると 悪い気がしなくて得意になるかもしれないけれど 前世療法では、そのお坊さんにお帰り願う。 どんな立派な人だったとしても 私たちはなるべくとらわれから開放され、自由になり そのお坊さんの個人的な思いとともにではなく そこからすべてを学んだ魂と、 そして自分と、 そして私たちの還るべきひとつの御心とともに生きる。 こわくはない。