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トータルヒーリングスペースRUACH[ルーア]心のセラピストAZUのしあわせになるメッセージ

覚醒してみる?

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覚醒っていう言葉、動画界隈で出回っていますよね。覚醒、なんかかっこよさげです。覚醒するとどうなるんでしょうか。

 

ニューアースという本、日本で発売当初(2008年)全米で300万だか500万部だったかな、売れたと聞いていました。この本のテーマはずばり覚醒。

 

じゃあ、覚醒ってなに?というと、これまで当たり前だと思っていた世界が本当じゃなかった、と気づくことです。「意識を変える。世界が変わる。」この本のキャッチコピーでした。

 

意識を変えるというのは習慣や価値観を変えることではありません。それはきっかけにも結果にもなり得ますがそれではありません。それでは自我をより良い自我に置き換えるだけです。

 

本当の覚醒は、この世界とは全部自我だったんだ!と気づくこと、その世界から目覚めることです。そのためには自我を解体することが必要だとこの本には書かれています。

 

まさしくその通りなのですが、それだけだと実際は自分がどう生きればいいか、つまりなにを本当として受け入れればいいのかがよくわかりません。

 

ヒプノセラピーインナーチャイルドワーク、前世療法)はまさしく自我の解体のための決定版のようなセラピーです。そして解体の後には確かに光が差し込み、神の平安の兆しが訪れます。

 

しかしその神の平安の中で自我は生きたことがありませんので、それを具体的な生き方としてこの身体と地上に統合するのは、これまでの規範では不可能なのです。別の指針が必要です。

 

その指針とは、内なる導きです。ハイヤーセルフという言い方もできますが、そのハイヤーセルフがなにを目的に、どのような秩序に基づいて導くかと言えば、それが内なる神であり真理であり愛です。

 

覚醒とはまた、自分は肉体ではなかった、と知ることです。肉体ではなかったとすれば、本当はなにか、です。

 

そこでなぜか、自分のルーツが気になったり、宇宙のどこかから来た、みたいなことが気になる方も多いようです。でもそれは別にスピリチュアルと関係ないじゃないですか。過去のいきさつですからね。

 

本当は肉体ではなく、意識なのです。そしてその意識の本質は神と同質の魂です。神の子キリストと同質の、愛という意識です。等しく神の子である、という真実です。

 

自我はどこまでも対立を求めます。相対することでしか物事を認識できないからです。自分は進化した魂だけど、劣った魂の人がいるとか種が違うとか。そういうのはみんな、自我がやりたがることです。覚醒したから違いがわかるようになるのではなく、覚醒してもまた自我に戻ってしまうから、違いを見たがるのです。

 

大事なのは、世界は自我でできていた!自分は肉体ではなかった!と覚醒したら、それからどう生きるか、なのです。すかさず神をみつけないと、どんどん巧妙な自我の罠にはまってしまいます。神無きスピリチュアルこそが悪魔崇拝なんです。自我崇拝ですね。神に優劣があるという認識も、神に愛以外の目的があるように思わせるのも、魂が個々に別々の目的を持っていると信じさせるのも、悪魔です。それに力を持たせているのはエイリアンではなく自我です。

 

自我には「一つであるもの oneness」の意味がわかりません。覚醒したら覚醒していない人より上に行ける、みたいに認識します。でも、全然違います。覚醒したら、すべては一つなんだとわかるんです。だからそれ以上どこにも行かないし、行く必要はないとわかるんです。

 

そして目覚めたつもりでいても、気がつけばまた肉体の知覚と同化して自分と世界を勘違いするのです。

 

だから、何度も目覚める必要があります。目覚めれば目覚めるほど、何度も目覚めなければならないとわかるはずです。私はそれがどんどんわかるようになりました。人は肉体にいる限り、毎瞬目覚める必要があると。

 

「私はいついつ目覚めました」と自己紹介している人を私が信用しない理由はそれです。その人はたいてい目覚めた夢を見て寝ています。

 

内側に神をみつけたら、それと共にいることを毎瞬思い出す必要があります。完全に思い出したらそれと同調し、それに対して全く嘘がないという生き方ができるはずです。でもそれはほとんど無理です。覚醒するほどに、神がいかに偉大かがわかるようになるでしょう。神の全容は観えません。私たちがすべての人を理解できないように。

 

ですからそうなるまでは「私は謙虚なる神の子」であるべきです。そうであることをすぐに忘れて自我に囚われる弱い者です。でも自分も他者もみな等しく弱いとわかると、人はますます謙虚になり、慈悲が芽生えます。そこに相互理解が生まれます。そうなるまで平和はありません。攻撃と防御は消えません。

 

そうであることを忘れれば忘れるほど、人は強い自我を求め、自我を正当化し、自我を確立します。自我は自分を確立するために仮想敵を作り自分と他を区別します。

 

自我に対して、きみは自我なんだよ、なんのパワーも権限もないんだよ、と納得させてあげることが自我の解体です。それは他者にではなく、自分の自我に対して行わなくてはなりません。自分の自我を落ち着かせ従順にさせるまで、他の自我を静めることは決してできません。自我への信用を失ったら、私たちは戻るしかなくなります。本当の自分に。

 

自我に自信を持たせたり肯定したり積み上げることと魂の成長とは無関係です。世界のほとんどの自己啓発や心理学やスピリチュアルは無関係なことを目指しています。自分こそが優秀な、或いは劣勢な自我であることを証明しようと躍起です。自我の一番の欲求は、形はどうあれ承認されることだからです。それを反映したのがこの世界です。

 

さて、あなたは覚醒したいですか?

 

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