明日11月8日は、かなり大掛かりな天体ショーがあるとのことで、エネルギーの大変化がある、と少し前から言われています。
みんなが一斉に空の一点を見上げて心を開けば、いつだってなんだって変えることはできると私は思います。
でも逆に言えば、人々の「前進したい」という集合的な意欲の総和と宇宙の磁力が相まって、ひとつの頂点をなすタイミングがこういうイベントで、それが大局の目的への導きなのだろうと理解しています。
明日、私たちが大規模な舞台装置を与えられ、共に祈るのであればいったいどのように望めばいいのだろうか、ということを考察してみました。
というのも、私たちが心をひとつにしてひとつの目的に向かった時、神が宿るというのは絶対的な法則であり、祈りは意図と心の姿勢によって神に届けられるからです。
ひとつの目的をみんなで目指すというと、なんとなく全体主義的な感じがして、以前の自分なら抵抗を感じたところです。みなさんはいかがでしょう。
そういう欺瞞とか矛盾なく完全なひとつの目的を探すのであれば「幸せ」。
それだけが私たちの共有すべき目的となりうるはずです。
そしてその幸せというのは形の中には存在できず、内側の世界を指しています。
すべての人が内側に意識を向け、自分とその他のそれぞれの人の幸せを心から願うことができれば、この世のあらゆる「形」はそのように動いていくのでしょう。
変化とは、私たちの前進とはなんでしょうか。
私たちの自我はいつも高みに登ることを夢見ています。
この世界のあらゆる側面でその傾向をみることができます。
なんだって上の方がいい。
前進とは、上にあがることだ。
しかし、真理の世界では、私たちは最初から完全さのなかに永遠にいるのです。
その完全さのなかではみんな同じです。
(みんな同じって、自我が最も嫌うもののひとつですよね。)
私たちはそのことを忘れ、間違ったシステムに則ってこの世を生きています。
ですから本当の前進というのは、間違ったシステムを放棄し、完全さに戻ってくること、となります。
そして、間違ったシステムに対して「これまでごくろうさま。ありがとう。そしてさようなら」のあいさつ(宣言)をし、不完全なそのシステムが排泄した廃棄物をお掃除する必要があります。
実際のところ、その廃棄物はお掃除しようと決めた瞬間に消滅してしまうものがほとんどです。
私たちはここ数年、大きな波をみんなで体験しました。
未曾有の危険を伴い、地球人類のすべてを厳戒態勢に追い込みました。
2020年1月にそれは始まり、まる3年が経とうとしています。
私たちはこの体験によって、私たちが集合的に持っている恐れを多かれ少なかれ再体験し、そして強める体験をしてきているのではないでしょうか。
意識の形成期をこの中で過ごした子どもたちにも、大きな課題が置かれました。
社会的な総括は置いておき、私たちはそろそろ過ぎ去った嵐のもたらした被害状況を把握し、次の動機付けをする時期に来ているような気がします。
そしてその手順は面倒でも必ず踏むべき手順だと考えています。
そうでなければ、浮上してきた恐れは膨らんだまま、からだのより深部に隠れてしまうからです。
もしこの機会に潜在意識の「お掃除」という選択ができたなら、私たちは同種の古い廃棄物までまとめて、きれいにする機会を活かしたことになります。
それはそのまま、内なる神との障壁を取り除くことになります。
結果的に、それはあるすばらしい契機となりうるのです。
神のもたらす導きというのは常に私たちにそんなふうに働きかけています。
なにが起ころうが、なにがやって来ようが、良きことろへ帰る道すがらである、というのが真理です。
ただ私たちがそのように受け取るかどうか、だけなのです。
明日もしみんなで心をひとつにして祈るのなら、そんなビジョンを持ちながら祈れたらと思います。
すべての人たちが立ち止まり、内に心の眼を向け、恐れがどんなふうに自分に影響しているのかを感じ取って、それを内なる神に差し出し、お掃除を依頼する。
そんな機会にしてもらえたらと思います。
お手伝いをさせていただけるなら、セッションにて承ります。
オンラインですべて対応しております。地球どこからのご依頼も承ります。
正直なところ、お掃除に向かうか、それとも恐怖をもっともっと膨らませてはじけさせるか、ここのところはそんなぎりぎりの局面が何度も訪れているように思います。
懸命な仲間たちのこつこつとした取り組みがその波を押し返し、私たちは少しずつ前進しているように思います。
私の知る限り、自分の内面を観て整えることだけが、最も有力な手だてです。
私が癒されるとき、私ひとりが癒されるのではない。
(奇跡講座/ワークブック編レッスン137)
これは世界の救済に関わる中心的概念です。
このことを私はセッションを通していつも目の当たりにさせられてきました。
どうか、自分が癒されることを最優先課題として目の前に置いてください。
世界に良き変化を求めるなら、それ以外の近道はありません。
癒された心は、手放すことを恐れません。
手放すことが受け取ることであり、
自分が受け取るものを世界が受け取るということを知るからです。
感謝とともに